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ゆい  作者: ゆぅ
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1話

普段のようにLINEを見ていると君からメッセージが着ていた。


メッセージの内容から君があの場所で待っていることに気がついた。


あの場所に行くと

君は☆の顔を見て笑顔で

「バイバイ」

そう告げた。


そして君は、空を飛んだ。

君の最後の顔は、すごく綺麗だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


~今朝午前5時頃大阪府〇〇市○○で少女が自殺していました。

自殺原因は、現在調査中とのことです。


続きまして、中田颯(なかた はやて)さんが主演の~


学校に行く準備中にニュースを見ると地元で少女が自殺したというニュースが流れていた。

普段は、聞き流すニュースだが今日に限っては自殺した女の子が地元の子ということでつい、目に入った。


「はぁ

この地域ってなんで自殺する人多いんだろー」


そんな独り言を呟きながら親友のゆいに

今日のお昼ご飯どこで食べる?

とLINEをした。


身支度も済み、私はお父さんとお母さんに挨拶をして高校に向かった。


いつも待ち合わせしている駅のホームでゆいを待ったけど

学校に行くギリギリになっても来なかった。


家で送ったLINEは既読になっていたので

寝坊かな??

と思い

先に学校に行くね(´°ω°)ノシ

とLINEを送り私は学校に向かった。


学校に着くと、普段は生活指導の先生しかいない校門前に

校長先生、教頭先生、生活指導の先生と数名の先生が明らかに緊張しながら立っていた。


その姿が珍しかったので私は大声で

「おはよーーございまーーす!」

と言うと先生達はすごくビックリしていた。


「なんだ笑笑

相川(あいかわ)

ビックリするわー」

「先生どうしたん??

めっちゃ顔怖いで!

顔全体に糊塗ったん??」

「違うよ

とりあえず後2分でチャイムなるから教室に行きや!」


普段は、笑ってくれるのに今日の先生は、全く笑ってくれなかった。

これ以上いじっても怒られると考え急いで教室に向かった。


急いで教室に入るとみんな全員椅子に座って俯いていた。

普段は、ホームルームが始まるまでおしゃべりタイムなのに明らかに雰囲気が違うかった。


「どうしたん??」

「今は座っとき!

先生来たら色々分かるから!」


隣の松本くんに話しかけたがその2言のみで会話が終了した。

すぐに、担任の山本先生が来た。


起立!!気をつけ!礼!

みんなが座ると早速本題に入った。

「みんなおはよう

今日は、大切な話がある。。。。

何人かは薄々感じてると思うけど

昨日、田中結花(たなか ゆいか)が自殺した。」










え?









ゆいが自殺??




今日送ったLINE既読になってたよ。。。




なんで?







先生が何か話しをしているがすごく気分が悪くなり教室を急いで抜けトイレで吐いた。


吐き終わってもスッキリしないため、一旦山本先生に保健室に行くことを伝え保健室に向かった。


保健室に入ると、宮本先生が心配して駆け寄ってきた。

「相川さん大丈夫??

すごく顔色悪いよ」

「ゆいの話を聞いて気分がすごく悪くなって。。。。」

「田中さんの件ね

あの子もよくここに来てたから私もショックだわ。

とりあえず気分が良くなるまでここで寝ていいよ

山本先生にも、伝えておくから安心してね!」


宮本先生の言葉に安心して、保健室のベットで休むことにした。


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