第八幕:レベル上げ
「レベル6で勝てるワケなかったんだ!
相手は龍だよ?ラスボスじゃなくてもJCの敵う相手じゃないって!」
一人叫び走り抜ける傍らモンスター達を倒してレベルアップの音を聞く。
「ほらすぐ上がる!こんな低いのにボス前行って生きてるなんて不自然だし!」
たしかに一人で全部貰ってる分もあるだろうけど、、、
何?魔法使える?火の魔法?
やったね。とりあえず調理ができる。
丸焼きだけど食えそうなヤツは焼いていくか。
たしか1.5倍ほど入るんだっけ?
倒した分とは別に。
さっき色々手に入れた道具で何かできないかな?
塩コショウ?
まぁそれは調味料として、ハンマー。
使える。
ロングソード鍛え直そう。
何だったら焼けたままモンスター斬ってもいいし。
追加ダメージも入っていい感じじゃない?
_ってそれは無茶か。
ヤバい。筋肉ついてきた。
殴ってもいいのかな?
えぃ。
ゴキッ
_あ、何かごめん。
空いた方の手でモンスターを殴り、もう片方の手でロングソードを振る。
二体同時撃破。
経験値が二体分入りそれを焼いて食べた。
_美味しくはない。
気づけば呪紋なしで20レベル以上になっていた。
_経験値的にはおいしいしいいか。
さっき覚えたばかりの魔法も2ランク上の魔法になってるし。
この世界では新しい魔法じゃなくて、使えば使うほど魔法が成長していくんだね。
可愛い精霊みたくなったものが後ろからチョコマカついてくる。
_触って大丈夫なんだろうか?
勇気を出して触ってみる。
_熱くない。
私の指にも火傷はなかった。
そろそろ戻ろう。
戻り始めてみると意外に遠かった。
_結構夢中で進んでいたんだ。
可愛い精霊を見て入口のクリューを思い出し、私は急ぐことにした。
道中いくらかまたレベルアップして、火の精霊が霊鳥にまで進化。
新しく属性の違う魔法を私は覚えた。
風の魔法を覚えていた。
_意外と補助系は覚えないな。
扉の前まできて私は呪紋を試してみた。
_中に入ってまた失敗とかだとカッコつかないし。
成功した。
また途切れない内に私は扉を開いた。
勇者カナのレベルアップシステム復習みたいな感じです。
次回漸くvs黒龍戦です。