表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寝取られ後の幸せ  作者: とろにか
35/42

if story 決戦 ⑤

アイシャ視点です。

「僕に復讐?お嬢ちゃん、人違いではないかい?」


オーナーさんが口が軽くてすぐ優さんに話してしまいました。


浮津優さん、数学の教師みたいです。メガネに雑誌で見たお洒落な黒髪短髪パーマ、という清潔感のある方でした。


(面倒ごと持ち込むな。なんとかしろ)


オーナーさんの心の声はこんな感じです。


未成年だっていうのもバレてます。


目の前にホットココアが置かれました。


「あなたのお付き合いしてる栗原舞さんについてです」


「君は舞の知り合い?」


「笠井ハルト」


ピクッ。


優さんの顔が一瞬強張りました。


(なんで舞の元彼がでてくるんだ?)


かかりましたね。


「あなたは舞さんに彼氏がいると知りながら近づいた。違いますか?」


「何の話だ。君は誰だと聞いてるんだ」


(なんだこのガキ。笠井の妹?)


「わたしは皇新高校に転入予定の者です」


「うちの高校の生徒、になる子?」


「はい。少々貴校について調べさせて頂きました。すると貴方と舞さんについて悪い噂が」


「噂?」


「貴校の制服をデザインしているZeedualズィーデュアルの靴を貴方達は高額転売している、というものです」


「!?」


(転売?まさか、あのカルカドールのやつか)


「一度か二度ではありませんよね?中古の商品を定期的に定価の二倍で。無名なのをいいことに、『限定、十年壊れないトラベラー向けの靴』という謳い文句でしたっけ?

さらに中古品が無くなったら買いに行かせてまで転売して。嫌がらせ以外の何者でもない。そこまでして稼ぎたいのか、と。あっ、高額転売の反復行為は信用失墜行為に当たりますので、貴方達は終わります」


「僕がそれをしてたとしても罪に問われることはない」


「へぇ」


思わず声が出ちゃいました。悪い女です、わたしも。


「今更転売やめても遅いですよ。Zeedualは貴校とのパートナーシップを打ち切るつもりです。罪は問われずとも、貴方達の名前は出しますので」


「何が、望みなんだ?」


優さん、声が震えてますね。もっと震えてください。


「栗原舞と別れなさい」


そして、


「わたしの彼氏に、謝れ!!!」




感想待ってます!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] これからどうなるか楽しみです(≧∇≦)b
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ