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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
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61/95

狩人の散瞳

太陽へ射かける狩人の

当て所なく矢は放たれた

届かぬことを諒解し

それでもなほ天に恃まず

丈に合わぬ矢筒とともに

たゆまぬ敬虔を背負い

時の誘惑に屈さず

いまだ震へを知らず

荒野にただ幾筋かの

放物の軌跡をのこし

空は昏き衣を羽織り

窓辺にわずかな灯りに

使者のささやく翅と

かたりあう手元に積もる

削り粕の一つにさえ

絶えぬ祈りをもて

ただ両の掌に

己が夢を握りてゆく

太陽へ射かける狩人の

散瞳は、黄金を透かし

星を覆へし、色をくだし、

かぎりをのみほし。


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