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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
5/95

ネムリ

停滞の衣は機械的な瞬きに降り立ち

横たわった体は光をひとたび忘れて


温もりと化学繊維の香りに覆われ

生命と無機物の境界は遠く彼方へ


僕とは記憶の集合体

記憶が紡ぐ調は存在

存在の憩いとは睡眠

睡眠が導く三千世界


空っぽな過去の徳を

創造するために眠り

積み上げてきた業を

忘却するために眠る


現と夢の狭間に揺れ、溺れる精神(こころ)

体に満ちる鼓動の音など置き捨て


必死に、僕で在ろうとする僕を見て

おやすみ、と常世の鐘が鳴り止んだ

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