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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
36/95

心臓をください

気分を害する可能性があります。ご注意を。

きみの顔をそらにそうぞう

とたんに雲はくずれていく


しろくじちゅうおもっているよ

きみの温もりと心臓のかたちを


斜めを見あげてあるくぼく

てくてくてくとあるくぼく


なかったはずのいしにぶつかる

隣を自転車がとおる いたいと思う


こつんとなるのは硬いから

ころんとなるのは軽いから


いしっておもしろい

うすよごれたふたつのしんり


斜めを見さげてあるくぼく

てくてくてくとあるくぼく


なかったはずのいしがみえる

隣をだれかがとおる だれが通る


つめたい重みをにぎりしめて

ぬくい拍動をつよくかんじるなんて


ああはやく還りたいなぁ

こんなにもぼくはうえているんだ


きみにみせるよみえるかな

こんなにもうすよごれた軽いしんりが


てのひらいっぱいに握って

心臓といしがなかまなんだって


そういえば

いま僕はてぶらなんだ


みてよ、みてよ

こんなにもふるえてる


ふくよかな白さに手をあてる

孤独がうずまる感動にふるえる


なんとぬくく

なつかしい調だろう


ぼくをなでてほほえむきみ

そのままこらえてゆるしをください


心臓をもらっていいですか

それもいきたまま抉らせてくださいな


このてにいしの重みと

そしてふるえているこどうを


いっしょうけんめいなぐさめるから

ぽっかりあいた空洞にいしをつめるから


だからなかないでください

どくんと脈打つ心臓をください

気分を害された方が下りましたら、深くお詫び申しあげます。

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