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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
32/95

学校に行く(生く)

学校に行くことなんてあたりまえだ

月曜日から金曜日まで

この休みが終わらなくたって

ずうっと食べてはいられないみたいに

ずうっと眠ってはいられないみたいに

土曜日だって日曜日だって

どんなゲームだって終わっちゃうのは

あたりまえなことなんです

おとうさん おかあさん

ニュースキャスターのおにいさんも

そんなこと 言いそう


生きるのはとっても大変なことだ

月曜日から金曜日まで

この休みが終わっちゃえば

ずうっと嫌いなことはつづくんだし

ずうっと耐えなきゃならないんだし

土曜日だって日曜日だって

カレンダーがめくられちゃうのって

しかたがないことなんです

おとおさん おかあさん

ニュースキャスターのおにいさんも

そんなこと 知ってますか ?


あたりまえのことをするのが生きることで

学校にいくのはあたりまえのことで

学校に生く なぁんて 言っちゃいたい な

でも 言えそうだな なぁんて 言っちゃう


学校に行きたくないから死にたくなるのって

おかしいことですか おとうさん おかあさん

でも学校に行くことは生きることなんだって

思っちゃうんですよ おとうさん おかあさん


とにもかくにも 学校に行きたくないです

そういうわけで 死んでしまいたいんです

それって おかしいことですか

原稿を読んだニュースキャスターのおにいさん

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