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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
31/95

中指をたてる

さして怒ってもいない顔で

中指を ぴんとたてる

そしてすぐに笑って

人差し指 も たてられる

そのなんと無邪気で

容易きことか


血みどろの殺戮闘争に

すぐに仮初の安寧を掲げて

指 一本で すべてを

終わらせてしまえることの

そのなんと残酷で

軽薄なことか


一と二や、指のように

互いに隣り合っていて

いいのだろうか

幼稚さと殺意とは


殺意を殺意と知らずに

幼稚さをいつまでも

言いわけにかたって

それを振り撒いてしまえることの

そのなんと愚かで

当たり前のことか

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