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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
3/95

優しさ

世の様に揺蕩う色と形の雲に問うた

揺らぎの意味をなぜ探すのか、と


澄み渡る水鏡を撫で通る風に問うた

境界なき沈黙をなぜ破るのか、と


幾億年の重みに燃ゆる太陽に問うた

光の鼓動はなぜ降り注ぐのか、と


群れ積もる塵達を許す大地に問うた

無言の中なぜ耐え続けるのか、と


そうして私に全てが、底に眠る

砂の一粒までもが問い返す

お前どうして答えを求むのか、と


返しは無い、それが全てなのだ

意義や理由を求めすぎた

あたまでっかちな猿を

風は背中を押し、雲は寸劇を見せ

日と影は踊り、大地は支えて答え

世界は優しく包み込んでいる

だから私は、今を生きている



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