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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
23/95

月夜の下で

瞳に眠気が落ちてくる

呼吸の継ぎ間に熱を感じる

鼓動はまだも続いている

肌が溶け合う、汗と共に

私はお前を愛している


ふと霞めた、一筋の流星に

掠れぼやけた声でお前は願う

それは叶わない過去への執着か

はたまた次こそという意気込みか

どちらにせよ、それは悲しい祈りだ


お前が僅かに伸ばしたこの手は

はたして私自身に向けてか

それとも網膜に焼き付いている

私を引き鉄とした光景へなのか

どちらにせよ、握られたのは私だ


遠く淑やかに、震える寝息を

そっと、私は、抱きしめた

壊さないように、労わるように

私が慈しんでいるのは、お前か

あるいはこの日常をなのか

どちらにせよ、今宵は静かな満月だ

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