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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
21/95

想いを定義する

そして僕は、

想いを定義する

残さないように

壊さないように

そっと、カタチに


それはきっと

空に漂うシャボン玉を

割れてしまわぬうちに

レンズやキャンパスの

なかに捉えるようで


笑っていられたり

泣いてしまえるのも

この一瞬だけかもしれない


今を大切にしよう、なんて

ありふれた言葉だけれど

僕が叫ばねば、誰が叫ぶか


だから僕は、

想いを定義する

忘れないように

落さないように

そっと、抱きしめて


――――――――――――――――――――――――――――――――

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