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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
2/95

喪失

星の吐息は、時のように

私の手からするりと抜け

それには何も、何も無い

意味も、快楽も、喪失も

心は存在の影法師だから


光が空の青さを支える

だから今夜も闇が覆う

雲は何も失わないのだ

そこに漂うだけだから

ただ彩りに徹するから


この心に一片残った言葉を

長針の微小な振れが攫って

雲が流れ、風は吹き続ける

変り続ける私を置いたまま

それらは変らない美しさだ


今産まれ死ぬ私は、何も持ち得ない

並んだ私骸(しがい)らが無音で囁き問うのだ

この刹那に何を為して果てるのかを


連続する私は失い続けている

あの不朽を冠する美を求めて

言葉が続かぬ恐ろしさゆえに


感動のうちに私は崩れ、逝く

去来するのは、虚しさだけだ

一瞬に燃え尽きる魂の輝きも

表す事が出来ないのだから!


だからこの世で私は

喪失感と共に生きる

刹那の生の悲しさが

薄氷のような感動が

私を繋げていくから


そして、何時かきっと

喪失が私の全てとなる


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