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詩集<独白>  作者: インジュン
詩編(1)
18/95

ヒト

僕が僕であるまえに

<私>は<僕>を見ていた


私が私であるまえに

<僕>は<私>を見ていた


互いの瞳の奥底で

<僕>、<私>は無意識に

互いを認めていて

そうすることで

僕らは僕らを保っている

互いを補い合っている


でもヒトは別れ、離れる

本当は求めているけれど


だからこそ <人>は

そんな カンジ なの?


――――――――――――――――――――――――――――――――

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