装備品(笑)
遅くなって本ッッッッッッッッッ当スイマセンしたァ!!!(クソデカボイス)
(さて、と)
おちゃらけた態度で緩く会話してはいるものの、戦わされる事が確定されている事に滅茶苦茶ビビってる。とはいえ、逃げても無駄なのも理解してしまったし、仮に戦わず、逃げることを選択しても、ここの施設から反感を買うのは戦力的に悪手なのは確実だ。
「ロッカー、ロッカーっと……これか?」
努めて緊張と恐怖感を出さないように、深呼吸と表情を取り繕いながら何処から見られても良いようにする。
と、そんな事をやっている内に、目的のロッカーに到着した。
眼前にあったロッカーはかなりゴツく時々表面に光のラインが走ったりしている。どちらかというとロッカーというより、シェルターとか金庫の扉っぽい印象があった。
それに何よりーー。
「でっか…!」
身の丈の3倍くらいの扉は、威圧感満載だった。
『マスター、生体認証を行います。扉に触れてしばらくお待ち下さい』
「…あ、はい。こんな感じ?」
言われた通りに扉に手を触れて見ると、触れた箇所から広がるように光の波紋が広がっていった。何度か点滅する様子を見ていると、扉の中からガチャン、ガチャン、と重さを感じる解錠音が聞こえてきた。
『…認証完了。回路接続開始……完了。空間固定…完了。標準型・格納兵装「コフィン」、展開します』
声と共に扉がひとりでに開いていく。大仰なプロセスを経て開ききったその中は、一つの箱しかなかった。
「!?」
が、俺はそんなことよりももっと他のことに言葉を失った。明らかに、ロッカーを外から見た時の想定内容面積よりも、広かったからだ。
ただ広い訳ではない。何を想定して作ったのかは分からないが、地平線の彼方が見えないくらい広がっているのは明らかに異常だった。
「すっご……!?」
『では、中のボックスに収納された支給品を装備して下さい』
自分の知らない科学力を目の当たりにして思わず固まっていたが、促す声に従って、やや呆けながら箱に触れる。
この時点で、俺は警戒心とか恐怖心とかは忘れていたと思う。純粋に千年後に残った文明がもっと見たくて、好奇心の赴くまま箱を開けていた。パカッとな。
内容
・グラサン ✕ 一個
・ボール ✕ 大小それぞれ一個ずつ(計2個)
・キューブ状の何か ✕ 一個
・ネックレス? ✕ 一個
そっ閉じした。




