第七話...異能結界・夜影曲
今回は、うん、解説回
ガンソードと刀がぶつかり合い火花を散らし、2人の間に衝撃波を生まれ両者の体を飛ばして距離をとらせる。瞬間、宙から魔力で生成された無数の針が魔術圧縮袋から飛れ、周囲を口刺し刺しする。
同時に宙を飛ぶ斬撃をレーザーや雷撃で撃ち落とし、6本のオルフェイスを束ねて奴の頭上に落とすが、サンダーボルト同様に両断されてしまう。互いに決定打、強力な技を使わないのは自身の能力の全貌が読まれれば、確実に弱点を探されてしまう。
俺の能力はバレても、支障はないと胸を張って言いたい。恐らく、彼奴は俺の能力に少しづつ気付いてきている。速く決着、着ける事が出来なくても早くこの場から退散したい。
後ろの骨は動かない、何故だ?尻尾の音から結構質量があるはず、某特撮怪獣の様に、尻尾の一撃で俺を気絶までも行かなくとも、俺の体を吹き飛ばすくらいは出来るはず何だ。
俺の異能結界を外側から破壊する積もりの棒立ち......異能結界は外側から鑑賞されないはずだ。いや、試して見た方が早いか。
「互いに決定打は打たない、なら......俺も結界術師として、最高峰の極致を見せてやる」
「なぬっ...結界術も使用可能とは、御主...多様よな。器用貧乏ではない事を祈るぞ」
「なわけねぇだろ」
異能結界、それは魔術と結界術、異能の自己的解釈を広げた先にある奥義。本来の結界術は自身の霊力_霊子で霊子を鎖状に編み、周囲を囲む術。
異能結界の場合は霊子ではなく、異能(炎など)を鎖編み、霊子1%以下で編む事で自身の異能をフル活用できる空間を造り出す結界術と異能の極致。
結界の内側は自身の心象風景が具現化され、結界内で自身が決めたルールを定め、内側にいる敵に対して行動を縛る事が出来る。
結界内で自身の心が映し出される理由は、異能が自身を映し出す鏡だからと古くから語り継がれ、5千年以上経った現代でも最新の使用者の耳に入るのは、使用が少なかったからなのか、それとも異能の確信を得たからなのか。制約も自身に縛りを掛ける事で強くなるのは思い込みのプラシーボ効果に似ている。
制約は水鉄砲が水を遠くまで飛ばす為には銃口を細くする。そんな感じ。さらに制約を付ければ異能結界も強化されるが、圧倒的なポテンシャルが必要。
使用頻度は1回使えば疲れるので考えなくても良いが、毎度の戦闘で使うと異能から結界条件を考察or対策され、切り札の一枚を失う事になる。
一番最悪なのが結界を見せた相手が逃れた場合、自身の能力の全貌が割れる。それは死を意味すると同じ、最悪を避ける為には縛りがどれ程重くとも結界を強化し相手を確実に殺す。
「異能結界・夜影曲第一番_白蝶覇調」
「詠唱破棄か、魔法の時もそうだが相当の実力者よな」
暗闇が両者が包み込み、暗闇に6つの輝きを放つと暗闇から無数の星々が照らされ、一面の星空を創り出す。
星を点とし、星と星を繋いで奇妙な幾何学模様を創り出す。幾何学模様は黄色に輝くと回転、無数の魔法陣が幾何学模様と重なり合い一つの陣として肉眼には映る。
本当は日食的な感じ何だが、俺達から見たら魔法陣な訳だし、陣として機能するので一種の魔法陣の形何だろう。原理は正直知らん。
「洗練された技、見事」
「とっとと終わらそう、古臭い侍と戦いたくないで候」
「魔神相手にこうも余裕があるとは、さては最強か」
幾何学模様の一つ一つが色を変え、虹色の魔法陣が完成する。完成した魔法陣を起動させ、五属性を混ぜた4級大魔法をうち放つ。
叶折夢楽咲...かなおむらさき
年齢17歳
種族人間...身長157cm...体重44kg
誕生日5月2日
趣味...歌う、歌を聞く、読書
得意事...歌う事
隠し事...ピースできない
好きな物...歌、鯨、
苦手な物...納豆