6.5:ここまでのキャラクター紹介
父ドラゴン…我らが頼れるパパドラゴン。歴戦の跡が見える辺り、滅茶苦茶強い。というより見た目が厳ついので見たら逃げるんじゃないかと思ってしまうものの俺たち子供には甘々ちゃん。主に食料調達と家族を守るのが仕事。
母ドラゴン…同じく頼れるママドラゴン。叱るべきは叱って、愛情を注ぐときはたっぷりと甘やかしてくれる母の鏡。主に俺たちの面倒と特訓の見守りが仕事。
長男ドラゴン…俺だな。生まれ付きなのかどうなのか知らんが、鱗にゃ少し黒い部分が目立つ。長男として生まれてきたってんなら弟妹の面倒を見るのが務めってもんだよ。瞳の色は知らない、見たことないから。
長女ドラゴン…俺からして妹だが、同じように次女、三女の面倒を見るしっかり者。時に狩りの練習で手伝ってくれる頼もしい妹だ。鱗の色は少し薄いピンク色で瞳の色は優しい紫色。他の弟や妹にも言えることだが、生まれて同じ色って言うわけじゃないみたいだ…。
次男ドラゴン…俺の弟第一号。こいつは真面目すぎると言うかなんというか、あんまりコミュニケーションというものを取らない傾向がある。言うなれば冷静系男子っていうやつか?そんなもの。でもたま〜にヘマすることがしばしば…。瞳の色は深い青だが…これになんの意味があるのか理解出来ない。
次女ドラゴン…どこか凛々しいような雰囲気を醸し出している妹その2。下の弟、妹を見守る他、俺や姉が手に回らない場合は次男と共に面倒を見てくれるしっかり者である。が、俺や長女に対しては甘えることがしばしば…。瞳はキリッとした鋭い目付きに水色、そして白い鱗が見られる。どうも瞳だけじゃなく、鱗の色も変わる傾向があるみたいだ。
三男ドラゴン…面倒臭がり屋で出来ることなら戦わずして平和に過ごしたいと思ってるのんびり屋なので敵を前にしてもマイペースな性格。だが個性なのだろうか、敵の攻撃を受けても耐えきれるほどの硬い鱗を手にしているため防御に特化しているようだ。眠そうな細い目付きに黄色の瞳、茶色の鱗がしばしば見える。
三女ドラゴン…わんぱく盛りで落ち着きが無い様子。まるで嵐のような存在ではあるが、家族団欒とするのなら一人…いや一匹ぐらいいた方がちょうどいいのかもしれない。早く空を飛びたいのか両翼を広げてはバタバタと忙しく振る動作が癖で、最近の遊びはスライムを追い掛け回すこと…らしい。瞳は緑色で、兄妹の中では翼が一回り大きい。
四男ドラゴン…興味を示すものはそれがなんなのかトコトン追求するタイプ。最近は花やそういった類に興味を示しているようで、この前猛毒が含まれている薔薇のような植物を食おうとしてたので何とか止められたものの、一瞬でも目を離せば何を仕出かすのか分からないので困ったものだ。瞳の色は黄緑色で、尻尾が長い。
女冒険者…本名不明。俺が最初に遭遇した人間の一人だな。凛とした佇まいはどこか次女と似たようなものを感じるが…気の所為だろうか。灼熱属性系の攻撃が得意みたいだが、実際どのような戦闘スタイルなのかはよくわかってない。
男冒険者…本名不明。俺が最初に遭遇した人間の一人で、背中には大きな弓を背負っている。こいつは魔物にビビって腰を抜かしていたんで戦闘能力はどうなのかは知らんが…こういうやつって何かしらの才能とかあるよな?そう信じるぞ、俺は。