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転移無双  作者: 天野 空
第八章 カード転生~死んだらわしカードの精霊になってた~
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後日談~異界図書館より~

ここはどこにあるのか分からない、異界図書館。

全ての世界の物語が納められたこの場所で、あなたは何を望むのか?

いらっしゃいませ。

ここはあらゆる世界のお話が納められた異界図書館。

本日は何をお捜しですか?


はい?

カード転生のその後が知りたい?

ふふ、分かりました、しばらくお待ち下さい。


お待たせしました。

それでは、続きをご覧下さい。


クロノと別れたシオンはカードショップの部屋で、一葉に自分の姿を見せ、ヴァリュキュアワールドの真実を告げた。

初めは信じられない一葉であったが、一緒に来ていた双葉、店番をしていた柚葉も実際に行った事があるという話を聞き真実を受け入れた。

一葉達は魔王の企みを知り、より一層強くなろうと努力する。

シオンはもう1つの約束を果たすべく、夜に双葉の部屋に行きクロノの事を話した。

双葉は今はないカードであるクロノに感謝した後、机の奥から綺麗に包装されたカードを取り出す。

綺麗に包装を開けると中から1枚のウルトラレアカードが姿を表した。

カード名、無限斬擊のローダ。

その名を見て、シオンは懐かしくなって笑ってしまった。

シオンはクロノとの約束通り、ローダに精霊化の仕方を伝える。

ローダは師匠や兄弟子であるマナンとの再開に多いに喜んだ。

ローダはシオンの2番目の弟子になる。

その2つ名のとおり、敵を倒すまでその斬擊が止まることなく攻撃し続ける、体力、腕力、スピードを持ち合わせている自慢の弟子の1人だった。

精霊化したローダはシオンに事情を聞き、双葉を主とし共に戦っていく事を誓う。

一葉達は、その後さまざまな大会に出場。

大会では魔王の側近であったウルトラレアを倒し、その実力は世界大会に出場出来る程までになった。

しかし、世界大会前日、一葉の前に宿敵火凛が姿を表す。

突然の不意打ちバトルに終始押される一葉。

実力はつけていたが、まだまだ戦略では火凛が上手だった。

そして、決着の時。

魔王からの直接攻撃によって一葉は破れてしまう。

元の世界に戻った一葉と火凛。

火凛は高笑いをしながらその場を去っていった。

魔王に大半の意識を乗っ取られているようだった。

一葉は負けた悔しさと戦いの疲労でその場に倒れる。

シオンも負けた悔しさはあったが、すぐに一葉から魔力を放出した。

シオンは負けた事により自らの力がなくなってしまい、一葉の力になってやれない事を悔やんだ。

一葉を心配して探しに来た双葉に連れられ一葉は家に着いた。

家で寝る一葉の横で、シオンは自分が力を失くした後の事を考えていた。

しかし、力がなくなっているにも関わらず、精霊化が解けない。

不思議に思ったシオンは自分の力を使った。

そして、戦いの前と変わらない自分の力を確認する。

なぜ、力が消えなかったのか。

シオンは分からなかったが、まだ戦える自分に喜んだ。

シオンの力が消えなかったのは、クロノが最後に渡したギフトのお陰だった。

シオンは気付かなかったが、『身代わり』のスキル。

1度だけどんな事からでも身を守る事の出来るスキルだった。

発動したスキルは消えてしまったので、シオンは確認できず気付かなかったのである。


一葉は火凛に負けた事で自分のデッキの弱さを知り、双葉達と共にデッキの再構築、模擬戦を繰り返し、次回の全国大会を目指した。

そして、1年後、一葉達は全国大会の舞台に一歩踏み出したのである。

一葉達は大会で順当に勝ち進み、魔王の味方をするウルトラレア達を破った。

準決勝、火凛対柚葉では惜しくも柚葉は負ける。

もう1つの準決勝では一葉対双葉だった。

お互い自分の力を出しきり、一葉の勝利。

決勝戦、一葉対火凛。魔王対シオンの因縁の対決が幕を開けた。

お互い譲らない攻防を繰り返すが、僅かなスキが火凛に現れる。

それは魔王の支配からどうにか抜け出そうとする火凛自身の意識だった。

一葉はその一瞬のタイミングを見逃さなかった。

そして、一葉は自らのキーカードであるシオンを繰り出す。

見事、シオンは宿敵、魔王を討伐したのだった。

魔王はその力を失い、カードの中で眠りに着いた。

火凛は自分の意識を取り戻し、一葉達と和解した。

こうして、一葉とシオンの魔王との戦いが終わった。

しかし、ヴァリュキュアワールドの戦いによりまたウルトラレアがこの世界に増えている。

魔王以外に世界を脅かすカードが現れているかもしれない。

一葉はその日の戦いの為に、双葉、柚葉、火凛と共に研鑽を積むのであった。


返却ですね、ありがとうございます。

はい?

力を失ったマナンがどうなったのか?

私が誰なのかですか?

さぁ、私はしがない図書館司書ですから。

マナンという方はご存知ありません。

そう残念そうになさらずに。

また、お越しください。

私はいつでもあなたのお越しをお待ちしておりますよ。

この異界図書館の魔導司書として。

突然始まる柚葉お姉さんの質問コーナー出張版。


相変わらずテンション高いですね。

それにここだとキャラ違いますし。


いいでしょ、ここではここの私があるの。

それより大人っぽくなったわね?


ええ、まぁ、一応高校生になりましたから。


そういえば、全国大会終わってからも様々な大会に出てるんだよね。

あんなに可愛かったのに今や2人とも高校生かぁ。

それでそんなに女らしくなったんだ。


別に女らしくなってません。


そう?

あの時はそんなスカート姿なんて想像できなかったけど。


な、別にいいじゃないですか。


それはそうと、双葉ちゃんは大事なものは見つかった?


大事なもの?


そうそう、前回大事なものは案外近くにあるみたいな話してたじゃない?


そうでしたっけ?


なんでそこで誤魔化そうとする。

ま、ここにある人物から有益な情報をいただいております。

えっと、2人は高校も同じクラスで共に登下校を行っている。

昼ご飯は双葉が弁当を2人分作って来ている等。

どこからどう見てもラブラブカップルですね。


ラブラブ言わないで、誰ですかそんな事送ってきてるの。


え?

ペンネーム、恋のライバル火凛よりだそうです。


ペンネームでもなんでもないじゃないですか。

もう、火凛めぇ。


そういえば魔王の支配を抜けた火凛ちゃんだけど実は女の子だったという安易な設定で自分を救ってくれた一葉に一目惚れなんだよね。


安易とか言わない。


今や一葉くん恋の三角関係にも頑張ってる事になるのね。

カードバトルもしないといけないし大変だ。


別に三角関係とかじゃないです。


お。それは一葉は私だけ見てるんです発言?


な、ち、違います。


あまりいじると双葉ちゃんが暴れそうなのでこの辺で、またどこかでお会いしましょう。

さようなら~


こら、さっきの誤解解いてから。


本当は嬉しい癖に~


ゆずはさん~


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