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転移無双  作者: 天野 空
第二章 矛と盾
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~ただいま異世界転移中~

光の輪に消えた師匠。

アルスは確認しなかったが、その光の輪は全てを消し去る破壊の輪だった。

いつもの光のトンネルの中、師匠はまた1人反省会を行う。


「はぁ、今回はなんか痒かったなぁ、師匠じゃないってさんざん言ったのになぁ」

光のトンネルの中、俺はまた愚痴?をこぼす。

今回の世界は比較的安定していた。

強大な魔物に世界が脅かされてる事もなかったので、のんびり旅をしていたのだが、出会ってしまった、まだ見ぬレアなスキルの持ち主に。

「悪い癖だよなぁ」

そう、レアなスキルを見るとコピーしたくなる。

実際にコピーして使ったら当たりも当たりのチートスキルだった。

そのまま、別れてもよかったんだが、アルスの話を聞き力になってやりたいと思った。

「アルスなら、仲間とこれからもやっていけるだろう、攻守共に最強だからね」

思わずにやけてしまう。

弟子にとってはいないが、自分が関わった相手が活躍すると思うと嬉しいものだ。

彼にはレアスキルのお礼に最後、『豪腕』のスキルを渡した。

『豪腕』は手での打撃力を大幅にあげるスキル。

ある世界の魔王からコピーしたスキルだ。

「そういえば、アルスやたらに気にしてたなぁ」

俺は『スキル辞書』を使う。

名前の分かっているスキルを調べられる便利なチートスキルだ。

習得条件まで分かるし、名前が分ければ絶対に調べられる。

「えっと、あった」

『矛盾双高』

習得条件

その1 攻撃スキルを最大にする

その2 防御スキルを最大にする

「簡単だなぁ、俺ならもうなってるけど」

その3 攻撃、防御スキルの限界を感じ諦める

「はい?」

なんだこの条件?限界を感じ諦めるってどういう?

あ、そうかあの世界、スキルに限界突破なんて特殊な現象があった。

なら、あの世界は攻撃と防御のスキル両方を限界突破出来ないのか。

ま、スキルを最大にしたら、そのスキルを諦めるなんてしないよな。

「こりゃ、条件厳しいや」

で、スキル能力はと、

攻撃の時に防御力を攻撃力に加える。

防御の時に攻撃力を防御力に加える。

か、なるほどね、どちらかが最強になるって事か。

矛と盾、双方の力を合わせて高めるスキルで『矛盾双高』ってとこかな。

ま、面白そうだけど、俺にはいらないか、絶対『生命の盾』の方がチートスキルだからね。

「アルス頑張れよ、いい仲間持ってるんだから、これからの冒険楽しむんだぞ」

スキル説明と師匠(クロノ)がアルスに与えたスキルのネタばらしです。

さて、次はアルスの後日談、ではでは、気になる方はどうぞ、図書館へ

彼のその後を想像したい方は、次の章でお会いしましょう。

次のお話は1人の少女の物語。

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