表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転移無双  作者: 天野 空
第五章 麒麟児
51/186

麒麟児~神の塔の?~

ナッシングに飛ばされ、クロノ達は新たな階層にたどり着く。

そこは先程と同じように草原が広がっていた。

そして、新たな神人が現れるのだった。

飛ばされた先はまたも草原だった。

さっきと違うのは赤い屋根の家とカラフルなパラソル。

小さな机には紅茶らしき飲み物。

椅子には本を持ってゆったりと座っている1人の女性がいた。

「あら、いきなりの訪問ね」

彼女は本から顔をあげ、こちらを見た。

「ああ、いきなり飛ばされたからな」

正直に答える。

「ま、彼ならそうするわね。

さて、毎回自己紹介してるのよね?

私はそうねぇ、クエスとでも呼んでもらおうかしら」

「クエス」

「そう、それでいいわよ」

俺達に笑顔を向けるクエス。

「それじゃ、試練ってやつよね。

私的にはここまで来たんだし、そのまま上げちゃってもいいんだけど、上のがうるさいからね」

苦笑するクエス。

上にいる神人の事か、それとも神の事なのか。

「だから、そうね。

私の後ろに家があるでしょ?」

さっきから気にはなっていた赤い屋根の家を見る。

見た目はそれほど大きくないが、この塔の事もある、入ったらめちゃくちゃ広いっていうこともあるだろうな。

「その家の中にこれと同じ物を隠してるわ」

クエスは机の上にある1枚の金貨を手に取った。

「これを探してきてくれるかな?」

「分かった。他に条件はあるか?時間とか?」

俺はクエスに聞いた。

「そうね、1つは家に入ったらまず1分あげるから、なるべく家の中がどんな感じか把握する事。

後、ヒントは壁に貼ってあるかよく読んで探してみて」

俺はクエスにうなずく。

「時間は別にいつまでかかってもいいから、私はのんびり待ってる」

クエスはそういうとお茶を飲みながらまた、本を飲み始めた。

「それじゃ、行くか」

俺はアン達に声をかけ、家の前へ向かった。

そして、ゆっくりと扉を開けた。


家にはいってまず思った事は、家の広さだ。

外から見た通りの広さでそこまで広くはなかった。

始めに目についたのは、部屋の真ん中にある、大きな机。

上には今さっき作られたかのように湯気が出ている食事が6つ。

これは、机の回りにある椅子の数と同じだ。

次に入り口から左手に、木箱が1つ。

反対の右手に、ぐっすりと眠っている犬、その目の前の餌箱には山盛りに餌が入れられていた。

奥側右手には炊事場だろうか?

シンクには水が溜められており、その横には洗った後の皿が何枚か置かれている。

そして、その反対側は食器棚か。

たくさんの皿やら器が置かれているな。

そこまで、確認した後、俺はアン達の方に振り替える。

アン達も確認したみたいで俺の方を向いて頷いた。

よし、これぐらいの広さならすぐに見つけられるな。

そう思った時だった。

不意に景色が歪む。

そして、頭の中でクエスの声が聞こえた。

「これから本番頑張ってね」

そして、俺は気を失った。


「うわぁ」

俺は起き上がり回りを見る。

背後を確認すると、アン達もいた。

すぐさまアン達と自分自身の状態をチェック。

特に異常は見当たらない。

しかし、なんだったんだいったい、それにどこだここは?

さっきまでと景色が違うぞ。

目の前には大きな柱が4ついや、もっとあるか?

「んん」

アン達も目が覚めたようだな。

「大丈夫か?」

俺の声にアン達はその場に座り込みながらも、笑顔で答えた。


「これからどうするかだな」

アン達と一ヶ所に固まり座る。

「確か、クエスはヒントは壁に貼ってあると言ってましたね」

ノームは背後を見る。

それは絶壁というくらいの壁だった。

「まさか、小さくなってるなんて」

アンが呟く。

そう、あれから少し探索したがすぐに自分達が小さくなったのだと分かった。

なぜなら右奥に巨大な犬が寝ていたからだ。

さっき見たときは小さかった犬が山のように大きくなってるんだ、疑いようもない。

「あ、あったよ」

シロマが壁に何かを見つけたようで、こちらにそれを持ってきた。

「手紙か」

俺はシロマからそれを受け取ると、封筒を開け中に入っている紙を取り出した。

なになに。

「前略、冒険者さま。

そういえば名前聞いてなかったよね。

なので冒険者さまって書いちゃったよ」

なんで、こんなノリの手紙なんだ?

それにいつ書いたこの手紙。

「さて、いきなり小さくなってびっくりされてると思いますがここまでは私の計算通りです。

やったね」

なんかギャップが激しすぎるのだが。

「ここからが本番。

今から5つのヒントを書いた紙がここに入ってるので、よく読んでクエスのコインを探してねぇ」

クエスのコインって。

「で、これがヒントか」

俺は次の紙を見る。


1つ

巨大な猛獣の守る宝の山から、猛獣に食べられないように宝箱を見つけるべし。

中には先に進む為の鍵が納められている。


2つ

天を突く程高い巨大な4本の塔を登るべし。

頂上はこの世の楽園、食べ物と安息を得られるだろう。

その真ん中に巨大な花を咲かした大樹がある。

その根元の湖の奥深く宝箱があり、その中に第2の鍵がある。


3つ

2つの鍵を手にした後、木の山に登り、頂上にある鍵穴にてその鍵を使うべし。

扉開かれ、中には次への宝箱の鍵が眠る。

ただし、扉の先は暗闇、中には獰猛な獣が眠る。


4つ

滝の流れる湖の奥に次なる宝は眠る。

その宝を狙う者は大量の人工物に阻まれるだろう。


5つ

全ての宝を手にした者。

巨大な門を開け、多くの人工物の中、上へと上がれその奥にお前の望む物がある。


紙にはそう書かれていた。

「ん~これって道案内?」

アンが俺の読んだ内容を聞いて素直に感想を言った。

確かになぁ、事細かく書いてるからなぁ。

「ま、これで大体の行く場所が分かりましたから進みましょうか」

ノームが立ち上がる。

「そうだな、さっさと終わらせて次に進むか。

しかし、クエスはあまりやる気じゃないようだな」

俺の言葉にアンが不思議そうに俺を見た。

「さぁ、行くぞ」

俺は仲間に声をかけクエスが出す試練へと向かうのだった。

さて、宝はどこにあったのでしょう。

そして、どういう順番でどこをクロノは回ったのでしょう。

ま、謎解きにもならないですが、アンの言った通りの道案内です。

さて、クロノが言ったやる気がないとはどういう事か次回は次の階層です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ