後日談~異界図書館より~
ここはどこにあるのか分からない、異界図書館。
全ての世界の物語が納められたこの場所で、あなたは何を望むのか?
いらっしゃいませ。
ここはあらゆる世界のお話が納められた異界図書館。
本日は何をお捜しですか?
最強農民、転生者(息子)を育てるのその後が知りたい?
分かりました、しばらくお待ち下さい。
お待たせしました。
それでは、続きをご覧下さい。
ライウは両親と別れクロノと魔王を倒す旅に出た。
旅の最中、クロノはある理由があり表だって力を貸せないらしく、鷹に姿を変えてライウの肩に乗り共に旅をした。
旅は順調だった。
ライウは父からもらった魔法大全上級も早くのうちにマスターした。
剣の技術もモンスターと戦うことでより洗練され上達している。
しかし、クロノはこの順調な旅に1つだけ不安があった。
それは、ライウはパーティーを組もうとしなかった事だ。
別に対人能力が無いわけはない。
ただ、自分自身が危機になる事なく旅を続けられている事でパーティーを組む必要がなかったのだ。
クロノはさりげなくパーティーを組むように言ったのだがライウは話を誤魔化しながらパーティーを組まなかった。
それから1ヶ月がたった。
魔王討伐の旅も佳境に入った。
ライウの強さとクロノの補助で普通は何年もかかる旅をもう終わらせようとしていた。
しかし、そんな順調な旅も突然終わりを迎える。
魔王が住む城がある手前の山で、ライウは始めての危機に陥る。
クロノも隙をつかれてすべての行動を封じられてしまったのだ。
今まで順調にできた旅は実は魔王の策略だった。
弱い敵をライウに向かわせる事でライウに油断を植え付けたのだ。
今回もライウは今まで通り一撃で勝負をつけれると、手を抜いて戦った。
クロノも心のどこかで今回も大丈夫だと油断ししていた。
そこを魔属の精鋭5人に術をかけられ、クロノは力を封じられる。
ライウと戦っていた相手も今までとは別人の力だった。
ライウの攻撃をことごとく避け、カウンターを入れ追い詰める魔属の幹部。
ライウは岩壁を背に追い詰められた。
そして、最後の一撃がライウに振り下ろされる。
ガキン。
自分の死を覚悟したライウだったが、寸前のところで助けられた。
それは勇者の剣を持った父だった。
カリウスはその全力の力で、敵を圧倒する。
いつの間にか側に立つ母はライウの方を向き、再会を喜んだ。
そんな中、カリウスはその圧倒的な力で敵を倒す。
ライウはそんな父を見て、まだまだ自分が未熟だと知った。
その後、ライウは両親とクロノと共に魔王城にたどり着き、両親とクロノのサポートを受けながらライウは魔王を今度こそ完全に討伐した。
魔王を倒した後、クロノはまたどこかに旅に出る為、姿を消した。
ライウも自らがまだ未熟だと感じ、両親の承諾を得てそのまま世界を見る為に旅に出た。
その後ろ姿をカリウスとナインは誇らしく、寂しく感じながら見送った。
今度こそ本当に息子は一人立ちをする。
いつかライウが元気に自分の前に姿を見せてくれる事を願って、カリウスとナインは自分達の故郷に帰るのであった。
次はキャラクター紹介になります。
よろしくお願いします




