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転移無双  作者: 天野 空
閑話 光の道のこぼれ話 その2
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暇な転移者の閑話 その3 猫の散歩

光の輪の輪の過ぎ去る光の道にごろ寝するクロノ。

なかなか着かない次の世界。

彼はまた独り言を呟き始める。

※ボケてはおりません。

さてと、今日も何もない。

久しぶりだな、こんなに長くここにいるのも。

俺はやっぱり変わらず過ぎ去る光の輪を寝転んで見ていた。

今日は何の話をしようか?

別に語る相手もいないけど、いつもの独り言だ。

聞きたい人がいれば聞けばいい。

ま、そんな暇な人はこの光の道にこないか。


それはある平和な世界だった。

ま、平和と言っても世界のどこかで争い事は起きてるし、犯罪も起きてる世界だ。

ただ、世界が終わるような事は起きてないと言うだけ。

そんな世界を旅した時の話だ。

俺がある町によった時に聞いた、怪盗が出た時にいた猫娘の話だ。

別にその猫娘が怪盗という話ではない。

どちらかと言えばその怪盗と猫娘は完全に無関係だ。

じゃ、何でその猫娘が噂になっているのか。

詳細はこうだ。

ある宝石が美術館から盗まれた。

警察か長年捕まえる為に試行錯誤をして怪盗を捕まえる為に罠を仕掛けた美術館だ。

しかし、怪盗はそんな美術館から宝石を盗み逃走した。

だが、警察も自分達の威信をかけて追いかけた。

そして、とうとうあるビルの上に怪盗を追い詰めた。

怪盗も自ら用意した策は全て使いきり、とうとう怪盗が捕まると言う時に、それが現れた。

空中を歩く猫娘だ。

かなり離れているビルからこの逃走劇の終着点のビルへと歩いて来たのだ。

まるで何もないようにその猫娘は歩いていた。

もともと道があるように。

そして、警察と怪盗を一目見たが興味を示さず、そのまま次のビルへと歩いていく。

警察も怪盗もびっくりしてしばらく固まっていたが、何を思ったか、怪盗はその猫娘が歩いている空中に飛び出した。

怪盗も一か八かだったのだろう。

しかし、落下していくはずの怪盗は空中で立った。

そして、猫娘を追うように空中を走っていったそうだ。

警察も後を追おうとしたがさすがに何があるか分からない空中に飛び出す勇気はなかった。

なので、その怪盗と猫娘を見失ってしまったのだ。

その話は一夜明けるとすぐに噂として広がった。

怪盗と猫娘の関係。

なぜ猫娘は空中を歩いていたのか?

猫娘の正体は?


さて、この世界にはスキルというモノがない世界だった。

いや、違うな。

スキルと呼ばれる特殊な能力を持つ人間がいない世界だったの方が正しいか。

空中を歩くなんて人間に言わせれば種や仕掛けのあるマジックぐらいしかない。

俺はその話を聞きながら露店でフィッシュバーガーを2個買った。

何気なくパーカーを1つ食べながら町中を歩く。

すると、気になる路地があった。

俺はその路地に入り

しばらく歩くと広い場所に出る。

「ん?誰?」

そこには数匹の猫と土管の上に猫娘がいた。

こちらに喋りかけてきたのはその猫娘。

「クロノって言う者だよ」

「ふぅん、それでそのクロノがにゃんのよう?」

「いやぁ、君のスキルに興味があってね」

そう、この世界の人間はスキルを持たないが、人間以外の生き物はスキルを持っている。

「持ってるけどよくわかったにゃ」

「まぁね、俺もスキル持ちだからな。

それより、周りの猫もスキル持ちだろ?」

「え?何で?」

「さっきから俺と同じように喋ってるから」

「え?この子達はさっきから人間にはにゃぁにゃぁと聞こえるようにしか喋ってにゃいよ?」

「え?

あ、そうなのか」

そういえば確か『全翻訳』のスキル持ってたなぁ。

「変にゃ人間。

で、興味があるって言ってたけどにゃにしたいの?」

「ああ、ちょっとそのスキルを『コピー』させてほしくてね」

「コピー?」

「ああ、なんて言ったらいいのか、そうだなぁそのスキルを俺に教えてくれないか?」

「教える?

別にいいよ。

でも、教え方が分かんにゃい」

「あ、それはこっちですぐできる」

「そうにゃの?

じゃ、いいけど。

そっちはにゃにくれるの?」

俺は手に持つ袋を見る。

「これでどうだ?」

その袋を差し出す。

猫娘がそれを見て目を輝かした。

「それ、人間が作るうまいやつ」

「ああ、知ってるのか?」

俺は袋からバーガーを取り出し包み紙を開ける。

いい匂いが広がった。

「1個しかにゃいの?」

「ああ」

「そっか、みんにゃで食べたい」

ここには猫娘を入れて10匹の猫がいる。

「なら、『コピー』のスキル見せてやるよ」

俺は『コピー』を使いバーガーを10個に増やす。

「これでいいだろ」

「おお、やったぁ~」

猫達は喜んでバーガーを食べ始める。

油ものだけど大丈夫かな?

俺も土管に座る。

「そういえば、人間の噂になってるぞ」

「ん?」

「この前、夜にそのスキル使ってたろ」

「ああ、そういえば満月がとても綺麗だっから、夜に散歩したにゃぁ。

いつもはもっと遅くに行くんだけどね」

「それってどんなスキルなんだ?」

「ん?

『キャットウォーク』ってスキルで、自分が行きたい場所に歩いていけるスキルだよ」

「行きたいところに歩いていける?」

「そう、自分がいるところから、行きたい場所までどんな場所だろうと歩いていけるの」

「へぇ」

それで、何もない空中を歩いてたのか。

「その散歩の時、人間に会わなかったか?」

「ん~

ああ、いた。

にゃしてるのかにゃぁって見たけど、どうでもよかったから散歩の続きした」

「なんか後ろから人間が追っかけてこなかったか?」

「ん、来たよ。

次のところに着いたらにゃんか言ってどこかに行ったけど」

たぶん、お礼でも行ったんだろう。

かなり危なかったみたいだし。

「そうだな、そのスキル『コピー』させてくれる変わりにもう1つギフトやるよ」

そう言って俺は猫娘の頭にぽんと手を置いた。

「これでよし」

俺はスキル『キャットウォーク』を『コピー』して、それと同時に『透明化』を『コピー』した。

「にゃに?」

「『透明化』ってスキルを『コピー』した。

これで夜の散歩しても人間に見つからないさ」

「ありがとう」

猫娘は笑う。

早速使う猫娘。

「おお、消えたぁ」

周りの猫が騒ぐ。

「これはいいね」

猫娘も透明になったまま喜んでいるようだ。

「さてと、俺はこれで行くよ」

「ん、バイバイ」

なんか呆気ないな。

ま、人間みたいに考えたらダメか。

「じゃ」

俺は猫娘に手を振り『キャットウォーク』を使う。

俺はビルの上へとゆっくりと歩く。

確かにこれは面白い、なんか足の下に透明な板があるみたいだ。

それにこの上を歩くのに疲れないし、高低差を感じない。

ビルの上に着いた俺は周りの景色を見た。

夕日がとても綺麗な天気のいい日だった。


というわけで俺のスキルが1つ増えた話だ。

スキルコレクターとしてはなかなかレアなスキルをゲットできてよかった。

ま、このスキルも後で役にたったんだけどな。

さて、今日の話はここでおしまい。

前も言ったが別に為になる話でもなければ、落ちがある話でもない。

ま、ただ1つ言えるのは、人間が1番だとは思わない事だ。

人間が知らないだけでそれ以外の生物はスキルを持っているかもしれないからな。

じゃ、また寝るとするか。

気が向いたらまた話をするとしよう。

なんか思い付いたものをそのまま書いてる感じになってますが、ご容赦を。

このスキルは本人も言っておりましたが、また後で役にたったみたいです。

では、ぼちぼちと参りましょう。

次回をお待ちください

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