後日談~異界図書館より~
ここはどこにあるのか分からない、異界図書館。
全ての世界の物語が納められたこの場所で、あなたは何を望むのか?
いらっしゃいませ。
ここはあらゆる世界のお話が納められた異界図書館。
本日は何をお捜しですか?
ロボミさんが動かなくなるなんてないのその後が知りたい?
分かりました、しばらくお待ち下さい。
お待たせしました。
それでは、続きをご覧下さい。
全ての流れ星が流れ、宇宙はいつもの静かな宇宙に戻った。
雲1つない空は星一杯の宇宙を見る事ができた。
ビオラはゆっくりと窓辺から離れ、自分以外誰もいない部屋の電気をつける。
サポート室に向かう。
部屋の電気を付けたままだった為、部屋は明るい。
メインモニターを見る。
そこには誰も映っていなかった。
サブモニターのEのメーターはすでに0だった。
ビオラやその父親は結局、ロボミさんのエネルギーが何だったのか最後まで分からなかった。
ビオラは必要のなくなったサポート室の電気を消す。
リビングに戻ったビオラ。
椅子に座ったビオラは、何故かロボミさんの部屋が気になった。
誰かに呼ばれた気がしたのだ。
ロボミさんの部屋の扉前に立つビオラ。
ゆっくりと扉を開ける。
窓から夜風に揺られカーテンが揺れていた。
いつ開けたのか心当たりのないビオラは部屋に入り窓を締める。
やはり、主人のいない部屋は何故か寂しかった。
リビングに戻ろう、そう思ったビオラは扉に向き直った。
その時、誰もいないはずのベッドに誰かが寝ていた。
ゆっくりとビオラは近づく。
そこには目を閉じ初めからそこにいたようにロボミさんが横たわっていた。
胸の上下はない。
ロボットでもロボットさんは息をしていた。
という事はロボミさんはもう。
胸の上にあるカードが置かれている。
ビオラはそのカードを取った。
カードには【彼女はロボミではない。真実の名前を】
そう書かれていた。
名前?
ビオラは思い出す。
自分の父がロボミさんにロボミと名付けた日。
「彼女の事を本当に愛し信じてくれる人が来る日まで仮の名としてロボミさんと呼ぼう」
「?
お父さんは違うの?」
「はは、お父さんはお母さんやお前を愛してるからなぁ」
そう、照れながら言っていた父。
ビオラはロボミさんに近づいた。
彼女には感謝しかない。
父がいなくなったあの日。
そして、母が出ていったあの日。
どんな時も一緒にいてくれた。
この町が何度も危機に陥った時もいつも先頭に立って戦ってくれた。
ビオラはその場に座る。
寝ているだけのように見えるロボミさん。
ビオラはロボミさんの上にもたれ掛かった。
感謝してもしたりない。
だから、僕の口から直接お礼を言いたい。
そして、もっと一緒にいたい。
ビオラは心からそう願った。
そして、彼は彼女に呟いた。
それは昔ロボミさんに聞いた秘密の言葉。
「愛してるよ、…」
「ちょっと起きなさい」
いきなり扉を開けられてビオラは不機嫌に起き上がる。
「まだ早いよ」
「何言ってるのお母さんは今から会議なんですよ」
ここはビオラの家。
あれから母親が家に帰ってきて一緒に住んでいる。
【津波】の心配はなくなったが、相変わらず少数のモンスターは出現しており、それの討伐会議で日々忙しいらしい。
「朝御飯は出来てるから、後はお願いね。
そうそう、彼女はまだ寝てるわよ」
慌たかだしく出掛けていく母親。
そんな姿を見て少し笑みがもれる。
母親が戻ってきた時は驚いたが、すんなりと受け入れられた自分をビオラは驚いていた。
でも、あの時僕の横にいてくれたあの人のお陰だとビオラ思っている。
ビオラは起き上がり着替える。
そして、ある部屋に向かう。
扉の前に立つ。
勢い良く扉を開く。
「おはよう」
その声にベッドがもそもそと動く。
そして、彼女が顔を出した。
「あ、ビオラおはよう」
眠たそうな彼女は最高の笑顔でビオラに挨拶した。
サポート室のサブモニター
Eのメーターは今は満タンになっている。
次はキャラ紹介になります。
これでこの章は終わりとなります。
読んでいたはだいた方。
評価やブックマークしてくださっている方ありがとうございます。
また、次のお話で




