後日談~異界図書館より~
ここはどこにあるのか分からない、異界図書館。
全ての世界の物語が納められたこの場所で、あなたは何を望むのか?
いらっしゃいませ。
ここはあらゆる世界のお話が納められた異界図書館。
本日は何をお捜しですか?
神代列車で逝こうのその後が知りたい?
分かりました、しばらくお待ち下さい。
お待たせしました。
それでは、続きをご覧下さい。
ガチャ
クロノ達は最後の扉を開き中に入った。
そこはちょうど邪神が光を飲み込もうとしていたところだった。
「はははは、少し遅かったなぁ」
邪神はそう言い残し、光を飲み込みその場から消えた。
「ライ」
ウイドーが膝を付き顔を覆う。
「くそう」
フレイスも床を思い切り叩く。
しかし、クロノだけは平然な顔をしていた。
「俺はな、助けると決めた相手を助けられなかった事はないんだよ」
パチン
クロノが指を鳴らすと空間から光が現れる。
「え?」
4人の勇者は驚き光を取り囲む。
どうして光が無事なのか、それはクロノのスキルの力だった。
クロノは部屋に入った瞬間、邪神に取り込まれそうな光を見て『時間停止』のスキルを発動。
『コピー』を使い光の偽物を作り、本物の光には『生命の回帰』を使い『次元の隠れ家』を使い次元の狭間に作った部屋へ避難させた。
その後『時間停止』を解除、先程の流れになったのだ。
光はその後無事に意識を取り戻し、自分が何者か答えた。
しかし、クロノの事は知らないと答えたのだ。
その答えを聞きクロノは笑顔で頷く。
「これで君達を救えた」と。
クロノは5人の勇者を元いた次元に送り出し、自らも『転移』した。
「く、このままでは」
邪神と光の勇者が対峙していた。
その場所に次元を超えあるものが現れた。
「なんだ?」
邪神はその姿を見て驚く。
それは一度前に見た事があった。
「よ、さっきぶりだな」
クロノは邪神に手を上げる。
光の勇者は何事か2人を見る。
「すまないな、少し野暮用があっただけだ。
すぐに帰るさ」
クロノは光の勇者にそう言い邪神を見た。
「今さらお前が来たとしても何も変わらんわ」
「いや、そうでもないさ。
お前が取り込んだのは俺がスキルで作った偽物だ。
だから、今あるこの世界はおかしいんだよ」
クロノはそう言って拳を宙に叩きつけた。
普段なら何もならないその行為も、ある条件のみ効果を発揮する。
スキル『次元回帰』
叩きつけた拳から空間にヒビが入った。
普通ならあり得ないその状況に邪神は戸惑った。
そして、パリンと大きな音と共に世界が割れ、その後ろから新たな世界が現れた。
邪神は光の力を取り込む前、光の勇者の周りには4人の勇者が立っていた。
「じゃぁな、俺の仕事はここまでだ。
邪神よ、おまえの『未来予知』通りになっただろう」
そう言ってクロノは消える。
邪神は天に向かって怒涛の声をあげた。
勇者達は自らの力を出しきり邪神を封印ではなく討伐した。
それはクロノが言った通り邪神が見た『未来予知』のままだった。
その後、勇者達はそれぞれの国に帰り幸せな余生を送る。
その後、彼らに負けず劣らない元気な子孫達が出来た事は言うまでもないだろう。
これでこの章は終わりとなります。
少しグロな部分もありましたが最後まで読んでくださりありがとうございます。
それではまた、次回のお話で




