~ただいま異世界転移中~
そこはいつものトンネル。
執事はその姿を戻し、光の波に身を任せていた。
「よかったな、セリエお嬢様」
光のトンネルの中、俺は最後ユウスと歩くセリエを見て転移した。
今回はいつもと違った形で旅をしようと、『変化』のスキルを使い、老人の姿をして旅をしていた。
少し疲れ座っているところに、セリエが優しく声をかけてくれ、食べ物と飲み物を分けてくれた。
知らない、それもみすぼらしい老人にあんなに優しくできる人物はなかなかいない、俺は彼女を少しでも助けようと、側にいることにした。
もちろん、俺の力を使えば、北の山に住む悪魔をこの世から消すことも出来たし、あの義母も町から追い出す事はできた。
しかし、俺はあくまであの世界では部外者、主役になることは出来ない。
これは自分に課した約束事でもあった。
だから、俺は最後、彼女に『緊急脱出』のスキルを与えた。
『緊急脱出』生涯で1度だけ、死の危険から安全な場所に転移することができる。
あるレアモンスターからコピーしたスキルだが、上手くいってよかった。
あの国でなら、セリエは笑顔で新たな人生を歩いていけそうだ。
自分に眠る『聖女』のスキルを習得するのもそう時間はかからないだろう。
「今度は幸せになるんだよ、お嬢様」
ここまで読んでくださった皆様、とても読みにくいとは思いますが読んでくださり心より感謝いたします。
次は後日談、キャラ紹介となります。
さて、その後は新たな章になります。
次は皆様もよく知っているあるお侍のお話。
では、また次のお話で。




