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転移無双  作者: 天野 空
第十一章 オセロ
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後日談~異界図書館より~

ここはどこにあるのか分からない、異界図書館。

全ての世界の物語が納められたこの場所で、あなたは何を望むのか?

いらっしゃいませ。

ここはあらゆる世界のお話が納められた異界図書館。

本日は何をお捜しですか?


オセロのその後が知りたい?

分かりました、しばらくお待ち下さい。


お待たせしました。

それでは、続きをご覧下さい。


無事に帰還したクロニクルは皆に出迎えられ、王に今回の攻略を報告した。

クロウからの手紙は、黒騎士団副長が昨日の夜に団長が書いていた事。

そして、何かあった場合、自分が持っている装備に着替え、黒騎士団の装備とこの手紙を持たせて仲間を帰還させると伝えていた事により本物と断定。

クロニクルから強制送還ブレスレットに影響を与えるボスが最下層付近にいるという事が伝えられた。

王はクロウが戻らぬ事を悲しみ、葬儀を行う事と黒騎士団の規約に基づきダンジョン99階層まで降りたクロニクルを白騎士団から除隊し、黒騎士団団長に任命した。

当初はクロニクルが何かの方法で団長を殺害したとか、団長と認めない騎士団員もおり、除隊する者やクロニクルに戦いを挑む者もいたが、1ヶ月すると挑戦された戦いに1度も負けない不敗の実力も広まり、名実ともに黒騎士団団長となった。


それから数日の夜。

黒騎士団団長の部屋。

鎧も脱ぎラフな格好で椅子に座るクロニクルの前に女性3人が向かい合う形で各々座っていた。

ベッドに座る白騎士団員、アンナ。

床に座る白騎士団副長、ユリス。

椅子に座る白騎士団団長、クリアだ。

クロニクルはなぜ深夜に団長の部屋、それも白騎士団がいるのか聞いた。

3人は顔を見合せ、今後の事について話したいからと答える。

3人が話すにはクロウがダンジョンに入る前にある程度話を聞いているとの事だった。

自分はある理由でここから去らなければいけない事。

クロニクルが本当は人間ではない事。

しかし、彼はこの城にとってなくてはならない人物である事。

そして、クロニクルの事を頼むとの事だった。

クロニクルはこれまでと同じように同僚として付き合っていけばいいのではないかと3人に伝えたが、3人はそれでは納得がいかないという。

理由は騎士団が別々になっている為だ。

白騎士団と黒騎士団は相変わらず共にダンジョンに潜れない。

昔よりはだいぶ一緒にいても良くなっては来ているが、肝心な攻略が共に出来ないのが大きかった。

そこで、アンナから結婚してしまえばいいのではないかと提案が出た。

ユリスは反対、クリアは保留中となっていて、こうなったらクロニクルに認めさせた者勝ちと訳が分からない事になったそうだ。

結婚かぁ。

クロニクルは考える。

魔王に仕えていた時には想像もしていなかった事だ。

どうやって届くのかは分からないがたまに来る魔王からの手紙には、種族的に違うが子孫は残せると書かれており、なんでこんな事書いてくるんだと思ったがこういう時の為だったのか?

むにゅ

考え事しているクロニクルの隣にいつの間にか側によりその柔らかいものを当ててくるアンナ。

それを見て慌ててアンナをどかしにくるユリス。

クロニクルの膝に乗るような形でアンナを押しているのでまだ成長途中(本人談)な胸が膝に押し付けられている。

そんな2人を椅子からニコニコ笑顔で見るクリア。

どうして結婚なのかクロニクルが聞くと、アンナはある部族の族長の娘であり、優秀な子孫を残す為に相手を探していた。

そこで、相手に選んだのがクロニクルだと言う事だ。

初めはただ優秀な遺伝子の提供者と思っていたが付き合う内に惚れてしまったそうだ。

クリアは本心的に結婚してもらえるならクロニクルと結婚したいそうだ。

ただ、ダンジョン攻略には危険が多いし、種族の違いから生きる年月にかなりの差がある事で、自分が亡くなった後の事を気にしていた。

なら、それは大丈夫ですよとアンナがユリスを押す。

ユリスは背中を押され慌てる。

実はユリスもクロニクルには惚れていた。

本人は一生懸命誤魔化そうとしているが、言動や態度でバレバレだった。

そして何より、耳長族は誰かに惚れると体が子を作れるように成長し始めるらしい。

ユリスの最近の体の成長が動かぬ証拠になっていた。

クリアはユリスがクロニクルの側にいてくれると安心だと伝える。

ユリスは俯きながら上目使いでクロニクルを見た。

その瞳は照れと戸惑いで少し潤んでいた。

その左右にアンナ、クリアが並ぶ。

そんな3人にクロニクルが声をかけようとした時、突如部屋のドアが開く。

びっくりする4人。

そこにはメガネをかけたスレンダー美人が立っていた。

だれ?

とクロニクルに聞く3人。

彼女は黒騎士団団長補佐のアイルだ。

ちょうど用事でクロニクルの部屋の前に来た彼女は中が騒がしかったので、様子を伺っていた所結婚という話が出て飛び込んで来たようだ。

実はクロニクルの補佐をする前からアイルはクロニクルのファンで団長補佐になれた事で憧れが恋心に変わっていったようだった。

4人に迫られるクロニクル。

そして、彼は一代決心をするのだった。



それから数ヵ月後。

クロニクルは白いタキシードを着て神官の前に立っていた。

今日はクロニクルの結婚式。

参列者の中には王やお妃、団員達が並んでいた。

その中に姿を変えた魔王や魔人達の姿もある。

どうやらダンジョンから出てくるのは本人の自由らしい。

そして、教会の入り口が開かれる。

ゆっくりと入ってくる1人の女性。

純白なウェディングドレスは彼女にぴったりだった。

胸元は少し開かれ豊満な胸が覗いている。

小さな町の子どもがウェディングドレスの後ろを持って後をついてくる。

隣に来た女性のベールを上げるクロニクル。

ベールの奥には嬉しさと照れからなのか頬を赤くしたクリアが笑っていた。

2人は永遠の愛を誓い、誓いのキスをする。

盛大な拍手。

そして、2人は共に教会を出た。

外には2人を笑顔で出迎える3人の女性。

ユリス、アンナ、アイルだった。

「最後でよかったのか?」

クロニクルはクリアに聞く。

「ええ、その方がゆっくりとあなたを独占できると思って」

クリアは意地悪そうに舌を出す。

今日で4連続目の結婚式。

クロニクルが選んだのは4人との結婚だった。

さて、これから5人がどんな未来を進むかはまた別のお話。

次はキャラ紹介になります

お楽しみに

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