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第11話 元勇者さんが世話を焼いているようです

ピシピシ  パキン!!



元の世界に帰って来た俺は今回の出来事について歩きながら考えていた



まずあのあいつ(オーク)はどこから異世界ネメイアに来たのか…………



そして、調査に向かったはずのヘレナがネメイアにいなかったこと…………



しばらく考えたが全然分からなかったから考えることをやめた



面倒そうだしな



「どうせ明日には第3王女も帰るし、平気だろ」



俺はすぐにいつもの日常が戻ってくると思っていた












カチャ



ドタドタドタ



家に帰ると第3王女が駆け寄ってきた



「お帰りなさいませ」



「ただいま」



「あの、、勇者様は何と言われてました!?」



「説明をしたらすぐに行った」



「そうですか………」



「あと、どうせお前がむちゃしてまだ疲れているだろうからしっかりと休ませてやってくれって言われた」



「本当ですか!? 勇者様は相変わらずお優しいのですね」



第3王女はどこか遠くを見ている



実際目の前にいるんだけどな



俺はとりあえず、コーヒーを2人分入れてリビングで一息つく



「ほらよ」



「ありがとうございます!」



「今日はしっかり休んで魔力は回復させろよ」



「はい!そうですね!!」



俺はコーヒーを飲みながら改めて、第3王女を観察してみる



第3王女はコーヒーにフーフーと息を吹きかけゆっくりと飲んでいる



ブラックが苦手なのか「に、苦いです………」と時折苦そうにちびちびと飲んでいる



まあ、砂糖とミルクは出してないからな



俺はコーヒーを飲みながら観察していて帰ってから思っていることを聞いてみることにした



「あのさお前いつまでその格好でいる気だ?」



そう、こいつは未だにワイシャツと下着のみの格好で平気そうに過ごしているのだ



余りにも馴染み過ぎていて帰って来た時はスルーしてしまったが



「その…………勝手に……人の物を漁るのは良いことではないので……………」



「俺まで変態だと思われるだろう」



俺は適当にタンスからパーカーとズボンを渡した



「少し大きいぐらい我慢してくれ」



「ありがとうございます!」



第3王女をいそいそと着替えている



「今日なんか食いたい物あるか?」



「なんでも大丈夫ですよ!」



こいつ………なんでもだと………………!?



料理を何が良いか聞いて、なんでもって言われるのが一番めんどくさいんだよな



「分かったお前も来い」



「どこにですか……?」



第3王女は首を傾げている



「買い出し」











近所のスーパーに買い物に行きお惣菜を買う



第3王女が色々と騒ぐのが煩わしかった



連れて来なければ良かった



その後は普通に晩ご飯にして風呂に入って寝た



これで明日は第3王女が帰っていつもどうりだ



ギリッ……………

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