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神成学園オカルト部~後ろの正面だぁれ~  作者: 柴 六絽


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第二話

ニッシッシ!と言う擬音が出てきそうな悪戯げな笑みを浮かべる私に相も変わらず笑顔を向ける美郷先輩と、マズいものを見たと言わんばかりに顰めっ面をする部長。相反する二人の表情が面白いと思ったのは置いておこう。


「オカルト部らしい、オカルト的話を持ってきました!それでもって、部員全員出られる日に是非とも実行してみましょう」


スマホのとあるサイトの画面を見せながら私は意気揚々と告げる。

二人はまじまじと画面を見てからあー…と何処か濁した口調になった。


「これね、出始めの頃やってみようって話にはなったのよぉ。ただ、原始的で噂だけだろうって結論に至っちゃってね」


「うーん、そう言うのもやってみるのがオカルト部だと思うんですが」


先輩方のイマイチな反応に落胆しながら肩を落とす。ただ、それだけで諦めるオカルト部新入部員ではないのだ!


「じゃあ、今度その一度きり!皆さんが集まる日にしましょう?!前回の時はしてないんですよね?!」


「そう、だな。……まぁ、多分期待に添える結果にはならないかも知れないがやってみるだけやってみるか」


部長は画面の中のやり方を見ながら一つ頷いた。それでこそオカルト部部長です!と叫びたかったけれど、軽く頭をチョップされて終わってしまった。


「なら、次の全員招集の時に説明出来るように頭に叩き込んでおきますね!」


右手で握り拳を作り、グッと胸元でガッツポーズをしてからエイエイオーと手を掲げた。その瞬間お疲れ様でーすの声と共に部室のドアが開き、和輝くんとイチカ先輩が入ってくる。純先輩はやはり居ないようだ。

ギギギッと壊れた玩具が動くように鈍く頭だけを向けると和輝くんと目が合う。私のおかしな行動にぶはっと噴き出してから背中をバシバシと叩いてくる。地味に痛い。


「何々?!薫ちゃんどしたのそれ」


いつの間にか日野山ちゃんから薫ちゃん呼びに変わっていた。別に嫌とか思っていないけど、あまりに自然すぎて解せない。

はぁとわざとらしく盛大な溜息を吐いてからスマホ画面を見せる。


「次の全員招集の日、裏山にある神社でこの儀式をしようと思います!勿論、部長と副部長には確認済みです」


イチカ先輩と目を合わせると先輩は二人が良いならと納得し頷いた。後は純先輩にも納得して貰わないとと思っているとイチカ先輩が告げる。


「純にはアタシから言っておくよ、全員参加だって」


その言葉を聞いて私が目を輝かせると、照れ臭そうに視線を逸らす先輩が余りに可愛い。協力的な関係を見ていると二年生の先輩方は本当に仲が良い気がする。私ももっと和輝くんと仲良くするべき、なんだよね。

まぁ、私から仲良くしようって言う間もなく和輝くんからの距離詰めがあるんだけど。


「確か、全員参加出来るのって明後日だったよな。日野山は全員にそのやり方が書いてある所をメールででも送っててくれ」


「分かりました!ただ、画面保存とかスクショすると画面が真っ暗になっちゃうので、そのままURL送りますね」


部長に言われて全員にメール作成しながら告げる。特に何か無断転載などのプロテクトが掛かるような物でも無し、おかしいなと思いながらも私は送信する。


「あらぁ?サイト…無いって表示されちゃうわね」


おっとりした口調と裏腹に直ぐさま行動に移す美郷先輩は、流石オカルトに目がないというべきか。先輩のスマホを覗き込むと確かにサイトが見つかりませんの一言。

え…逆にホラーなんですけどって背中に冷や汗が流れる。


「なら、当日は日野山の説明を聞くしか無いな」


前は見れたはずなのに、とも一言付け足して。

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