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辺境の地に婿入りしても良いですか?  作者: ゆりあ
オライノース公爵家へ
30/36

お友達なんだね?

「やあ、ディオンくん」


「お久しぶりです、ルイス王弟殿下」


黒の長い髪を一つに結った緑目の壮年の男性

この人こそ、ルイス王弟殿下。


先代公爵閣下の一人娘、アンヌ夫人との間に、4人の愛息子と3人の愛娘がいる。レオンは、そのふたりの第七子の四男、末息子にあたる。


アンヌ夫人が亡き今、人一倍、子煩悩な公爵として知られている、穏やかな人だ。


「レオン、帰ってきたんだね、おかえり。」


「はい、ただいま帰りました、父上。」




「そちらは、お客さんなのかな?」


「エルナール辺境伯領で知り合ったんです。」


「なるほど? 

彼らは、ふたりのお友達なんだね?」


「ええ、そうです。」


「私は、国王陛下からオライノース公爵を賜っているルイスです。宜しくお願いするよ。」


ルイス王弟殿下は、物腰柔らかく、のんびりとした気質の持ち主なので、ディオンとレオンのお友達なら良いかーといった雰囲気だ。


しかし、彼は、彼なりに、ふたりの少年少女を観察していた。似てはいないが、姉弟みたいな雰囲気の子達だな、と。


「ふたりとも

ルイス王弟殿下に自己紹介を。」


「リーンダート伯爵が嫡男ユージと申します。

ルイス王弟殿下、宜しくお願い致します。」


「リーンダート伯爵が次女リタでございます。

ルイス王弟殿下、宜しくお願い致します。」


「リーンダート伯爵家?

君たちは、サラサ夫人のご妹弟かな?」


「はい、サラサ姉上は、僕達の実姉です。」


「なるほど、なるほど、なるほどね?

エクトールくんの関係者なら歓迎するよ。」


「ルイス王弟殿下、ありがとう存じます。」


ああ、やっぱり、ふたりは姉弟なのか。


確かに、サラサ夫人にも似ている気がするね。

雰囲気がどことなくね。


そう思いながら、なぜ彼らを連れて来たのか、リーンダート伯爵家の姉弟を観察をしていた。


「ふむ? なるほど?

リタ嬢に、何か、ありそうだね?」


「はい、ちょっと色々と諸事情がありまして。

連れて来てしまいました。」


「ふふふ。ディオンくんがねぇ。珍しいね。

子どもの成長は、いくつになっても嬉しいね。

良いよ。ディオンくんとレオンの友達ならば、受け入れるくらい、出来るから。」


「ルイス王弟殿下、ありがとう存じます。」






「ああ、レオン」


「はい、なんですか、父上?」


「彼らをアンヘリノ達に会わせてやってね。」


「もちろん。兄上のもとに案内致しますよ。」


「うん、宜しくね。」

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