放課後①
「 いや〜にしてもあれだな その...白咲さんはなんで俺達とマスクドに行きたいと思ったんだ?」
「 ダメだったでしょうか?」
「 いやそういう訳じゃないぞ!ただ俺達はじめましてじゃん?少し気になってな 」
「 ...ん〜...貴方たちは周りの人達と違ってとても楽しそうだったからでしょうか?」
「 なるほど〜そっかそういう事か 」
「 まぁ朱里達は3人揃ってあかりんずだからね!」
「 おいそれ初耳だぞ... 」
「 てへっ 」
学校終わりの放課後だと言うのにとてもコイツらは元気だ
ただでさえ普段から俺はそんな元気が出せないと言うのに、白咲さんが居ることによってより緊張と授業終わりの憂鬱が混ざり複雑な気分になっている。
どうせならば帰って寝てしまいたかったが白咲さんも来ると言うなら行かざるおえない。
「 ...あ──あの?藍原さん?」
「 なんでしょう?... 」
「 あっ!その...元気がないように見えたので... 」
「 そんな事ないですよ!...ただ緊張して 」
「 緊張?... 」
「 こんな可愛い人と放課後遊べる機会そうそう無いので... 」
「 かッカワ!?──そ...そんな事ないです...よ? 」
(!?)
顔が熱い...気のせいか白崎さんの顔が少し赤く見える...白崎さんの上目遣いが脳に焼き付いて取れない...どうしたものか...先に白咲さんに惚れてしまいそうだ...
「 はるくん!今朱里はとても怒っています!」
「 ...はい?」
「 ここにも美少女はいるでは無いですか!」
「 ...どこ? 」
「 ここにいる朱里のことだよ!...まったくはるくんはこれだから... 」
「 はいはい...ごめんごめん 」
そう言えば朱里も可愛い部類だった事を悪れていたが妹と似ていた為、全然気にしていなかったが改めて見るとそう思う。
だが妹のように感じてしまうのはどこ妹と重ねて見ているのだろう...
「 ついたぞ!さ〜て何頼もうかな〜... チーズインハンバーガーも捨て難いしMAXバーガーも捨てがたい... 」
「 彰人...また悩んでるのか?」
「 そりゃな〜...晴斗はいつものか?」
「 うん...えっとMAX照り焼きバガーセット1つ...ドリンクはメロンソーダで 」
「 かしこまりました!番号でお呼びいたしますのでお並びになってお持ち下さい 」
「 ねぇねぇ白咲さんは何にする?私はねハニーチョコパイと〜季節限定いちごパフェ!」
「 えっと〜...じゃあ私は季節限定いちごパフェで 」
どうやら女子はハンバーガーよりスイーツらしい
女子が考えることは良く分からない