日常②
「 やったな!晴斗今年もよろしくな! 」
「 はいはい 」
「 なんだよ〜つれないなぁ〜嬉しいくせに 」
「 そんな事はある 」
「 あるのかよ 」(笑)
実際俺は内心安心していた、なぜなら親友である彰人と一緒のクラスになれたこと、そして...
「 はるくん!今年もよろしくね! 」
「 ...アカリサン...ヨロシクオネガイモウシアゲマス 」
「 なんでカタコトなのよ!? 」
「 なんとなく? 」
「 なら許す 」
「 許された やったね 」
「 はるくんは1年の頃からそうだったからね〜 」
「 こいつは小中からこういう奴だったぞ 」
「 あっくんだ!よろしくね〜 」
「 寝る... 」
『 寝るな! 』
「 うっ... 」
HRが始まり新しい担任が来た、そして担任告げられた衝撃のことを言い出した
「 2年3組の担任をする事になった杉下 守だ自己紹介早々で悪いが新しくこのクラスにもう1人編入生を紹介する...入ってきなさい 」
扉が開いた途端、教室の中が嵐が過ぎ去ったあとのように静かになった、理由は簡単だった。
息をするのを忘れるぐらい綺麗な瞳、サラサラな髪と甘くいい匂いが教室を包んだ
「 白咲 はなと言います...よろしくお願いします 」
「 と言う事だ俺の自己紹介はいいだろう皆知っての通りまー先生だ...まぁ好きに呼べ あと白咲さんについては後で個別に質問を頼む...席は〜...あそこで頼む 」
と先生が言い白崎さんは俺の隣にの空き席に座る...正直緊張して仕方ない、こんな美人見た事がないからだ。
友達の神崎 朱里...あ、さっき挨拶してきたあいつだ、あいつは確かに学園で1位2位を争うほどの美人ではあるが、それを追い越してきた。
「 よろしくね...えっと〜あなたのお名前は? 」
「 藍原 晴斗...よろしくお願いします 」
「 藍原 晴斗?... 」
「 どうしたんだ? 」
「 いや!なんでも! 」
「 そうか... 」
初めてだ、こんな気分になるのは...ポカポカと胸が暖かく白咲さんを意識してしまう。
これが恋と言うならば俺は初恋をしたのだろう、でも恋とはまた違う気持ちもある...この気持ちを確かめるために、彼女を知ろうと思う