表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
91/354

 第89話  【BLACK EDGE 其の89 技術力】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第89話

 【BLACK EDGE 其の89 技術力】





 シャドー、ヒート、グリムの三人はアルム様からの任務を行うために準備をしに、拠点に戻った。




 王都ガルデニアにあるグリモワールの拠点は、地下道にある。そこに武器などを保管している。




 それに王都にある拠点は武器開発の施設の一つでもある。




 この国には存在しない銃などの技術を使い、それで武器を作っている。




「ブルーバードの幹部か……。しかし、王都になんで来るんだろうな」




 シャドーは手を頭の後ろにしながらそんなことを言った。




 今は地下道を歩いて拠点に向かっているところだ。




「そんなの決まってるでしょ、ここを潰すためよ」




 ヒートがシャドーを馬鹿にするように言う。グリムは腕を組む。




「まぁ、その可能性が一番高いな。敵対組織の武器工場。その一つを破壊できれば、かなりの戦力ダウンになる」




 ブルーバードはグリモワールとの戦闘で武器に苦戦することが多い。こちらにある技術をブルーバードはなかなか再現できないというのもあるだろう。




「そりゃーそうか……」




 シャドーはそう言うと立ち止まった。そして三人の前に鉄の扉が現れた。扉の横にあるボタンを順番に押すと、扉が開き始めた。

 三人は扉の中に入り進んでいく。




 武器がない状態でグリモワールとブルーバードの力関係は均衡している。それはあちらの魔術の方がレベルが高いというのがある。




 魔術は魔法のように思うこともあるかもしれないが、そんなに便利なものではない。




 術師になるためには特殊な儀式を行う必要がある。その儀式を乗り越えることができたものは、魔術を使うことができる。




 だが、魔術は便利なものではない。その術ごとに制約が存在するのだ。

 例えばシャドーの魔術は影を移動することができる。しかし、光に対する免疫がなくなってしまう。そして能力使用時に光に当たると激痛に見舞われるのだ。




 だが、一度術を手に入れれば、変更することはできない。それに一人につき一つしか能力を得ることができないため、術師になることはリスクがあるのだ。




 中には術師にはなれたが、その力に飲み込まれて精神を破壊されてしまったものも存在する。それだけ危険なものなのだ。




 だが、どういうことか、グリモワールに比べてブルーバードは術師のレベルが高い。

 副作用も少なければ、能力の力も数倍あるのだ。




 どうしてそのようなことができているのか不明だ。だが、その技術はグリモワールも欲しいところではある。




「やぁ、おかえり、君たち」




 シャドー達が施設に入ると、白衣を着た少女が出迎えてきた。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ