第49話 【BLACK EDGE 其の49 死神と龍】
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第49話
【BLACK EDGE 其の49 死神と龍】
グリムは死神に投げられる。そしてその投票はブラッドだ。そしてグリムと死神の射程距離は二メートル。
それ以上離れることができないため、グリムに死神は引っ張られる。
そして落下と投げられたスピードをプラスした状態で、死神はブラッドに短剣を振ってきた。
ブラッドは右腕に力を込める。すると、ブラッドの腕に黒いオーラが出てきた。それを見たグリムは、
「それが龍の力か……」
ブラッドは腕で死神の剣を受け止めた。ブラッドは殴る形で拳で剣を止める。
死神の剣とブラッドの拳がぶつかり合うと、激しい音が出る。それはまるで大砲のような音。
そして二人の武器がぶつかり合った場所は小さく黒いイナズマがバチバチとしており、二人の威力が大きいことと、異形な者のぶつかり合いを表していた。
だが、ぶつかり合いはあっけなく終わった。
「っ!!」
死神の持っていた短剣が折れてしまったのだ。
グリムは素早くブラッドから距離をとる。ブラッドは折れた瞬間に死神に攻撃しようとするが、グリムが退がったことにより死神の後ろに退がった。
グリムは死神から短剣を受け取ると、
「やはりこの程度の獲物じゃダメだな」
そう言って短剣を投げ捨てた。
ブラッドは今がチャンスと追撃をしようと走るが、死神が素早くグリムを投げ飛ばし、グリムは屋根の上に登った。
「よっと、なかなか面白い戦いだった。今回の所は退いてやる。だが、次は死ぬ覚悟をしろよ」
そう言うとグリムは屋根の上を伝って逃げていく。
「待て!!」
ブラッドはグリムを追おうとするがグリムは素早く。ブラッドには追うことができない。
大事な手がかりだ。逃がすわけにはいかない。
ブラッドはどうにか追いかけようとするが、
「ブラッド、待って」
フェアに止められた。
「どうして止める……」
「今追っても追いつけない。あの能力で本気で逃げに回れば、追いつくのは不可能」
フェアの言う通りだ。
「それに手がかりならまだもう一つある」
「…………そうだな。ヒューグの方に行こう」
フェアとブラッドは敵を追いかけていったヒューグを探しに王国を走り出した。
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今回の戦いはどうだったでしょうか。グリムは今後も出てきそうですね。
グリムの術の名前を考えたいと思ったんですけど、いい名前が思いつきませんでした。
名前を叫びながら、行動したらカッコ良さそうですよね。




