表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
43/354

 第42話  【BLACK EDGE 其の42 二人の襲撃者】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第42話

 【BLACK EDGE 其の42 二人の襲撃者】





 ブラッドは王都でギルドで賞金稼ぎをしていた頃に一緒に活動していたヒューグと再開した。





 ブラッド、フェア、ヒューグの三人は夜ご飯を一緒に食べていた。




「ヒューグさんって強いんですか?」




 ふとフェアが疑問に思って聞いてみた。




 龍の力を持ってブラッドとタッグを組めるほどの実力者。だが、ヒューグが龍の力の持ち主だという話は出なかった。




 するとヒューグはニヤリと笑った。




「ああ、強いぜ。龍なら一振りで真っ二つにできる」




 ヒューグがそう言うとフェアはハンバーグを食べていた手を止めた。そして固まる。




 フェアも龍だ。自分を真っ二つと言われて、気分の良い人間はいない。




 怯えているフェアにブラッドが耳元で伝える。




「冗談だよ。ただの例え話だ」




 それを聞いたフェアはホッとする。そして再び食べ始めた。




 そんな感じで三人が食べ終わる。料理を食べ終わったところで、ヒューグの表情が変わった。




「おい、お前ら。お前らの他に仲間でもいるのか?」




 ブラッドは答える。




「いや、いないが……何かいるのか?」




「ああ……」




 すると、ヒューグは顔を向けずに後ろを指差す。




「その先の席だ。怪しい動きをしてる奴がいる」




 ブラッドもフェアも分からなかった。だが、ヒューグの話をブラッドは真面目に聞く。




 不思議そうな表情をしているフェアにブラッドが説明した。




「ヒューグは普通の人の数倍の感覚が鋭いんだ。それにやって人の気配を強く感じる」




 ブラッドはヒューグをかなり信頼しているようだ。




 ヒューグはブラッドに言う。




「こっちから先に仕掛けるか?」




 それに対してブラッドは首を振った。




「いや、ここで戦闘になれば他の人の迷惑になる。一旦出るぞ」




 三人は金を払うと外に出た。そして王都を歩くが、




「つけられてるな」




 ヒューグはそう言った。




 敵が何者かは分からない。だが、戦闘は避けられないのかもしれない。




「どこにいるんだ?」




「後ろに二人。二人とも武器を持ってる」




「人気の少ないところで相手するか」




 ブラッド、フェア、ヒューグは三人で人の少ない路地へと向かう。




 そして路地でその二人を迎え撃つように振り返った。




 すると、そこには黒いフードを被った仮面の人物が二人いた。




「グリモワール!?」




 フェアは二人を見て叫ぶ。それを聞いたヒューグが聞く。




「あれがお前達の追っている?」




 ブラッドは戦闘の構えになった。




「ああ、だが、これは好都合。奴らから情報を聞くな」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ