表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
334/354

 第332話  【BLACK EDGE 其の332 電撃】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第332話

 【BLACK EDGE 其の332 電撃】





 ブラッドは立ち上がると、拳を握りしめて戦闘の構えを取る。




 フレッタも左手のみで拳を握って戦闘の構えを取った。




 何が起こったのか。電撃を食らってやられたはずが身体が軽く。そしてフレッタは右手が動かないようでかなりのダメージを受けている。




 だが、今がチャンスというのは確かだろう。




 ブラッドはフレッタに向かって走り出した。ブラッドが動いたのと少し遅れてフレッタも走り出す。




 お互いに一直線にぶつかりそうなぐらいの勢いで近づき、ブラッドとフレッタはお互いに拳を振り上げた。




 二人は同時に拳を振る。だが、フレッタは拳をブラッドに当てることはなく、そしてブラッドの拳を避けるとブラッドとすれ違い、ブラッドの後ろに行く。




 何をする気なのか。




 拳を握りしめた時点で電撃攻撃はないのではないのか。




 ブラッドが振り向くと、フレッタは何かを噛み砕いだ。そしてブラッドに手のひらを向けた。




 電撃が放たれる。その電撃はブラッドへと向かうが、それを読んでいたかのようにブラッドは黒い壁を生成して、電撃を防いだ。




「なっ!?」




 そして電撃が終わり壁が壊れると、ブラッドがフレッタに向かってきた。




 電撃を放ち終えたフレッタは、ブラッドの攻撃を防ぐのが間に合わず。ブラッドの拳がフレッタの顔面に直撃。




 ブラッドが拳を振り切ると、フレッタは場外まで吹き飛んでいった。




 場外に倒れたフレッタは気を失い倒れる。




 フレッタを殴り飛ばしたブラッドは、喜んだりすることはなく。舞台に落ちたフレッタの仮面を、倒れているフレッタのところに投げると、フレッタの顔を見ることはなく。舞台を降りて控え室へと戻っていった。




 第二回戦フレッタvsブラッドは、ブラッドの勝利。





 意識を取り戻したフレッタが目を開く。




 そこに黒いフードを着た男がやってきた。




 ブラッドにやられて、会場の端で倒れていたようだ。




「グラビティ。お前か……」




「……スパーク様。あなたが負けるとは……」




 フレッタはゆっくりと立ち上がる。体は痛むが動けないわけではない。




「……龍の力の暴走があそこまで強力だとは……予想できなかった」




 龍の力の強力さは本部から聞いていた。しかし、予想以上の力だった。




 ふらふらしているフレッタにニキータは肩を貸した。




「まだ任務は終わっていません。戻りましょう。フェザントは俺が監視しておきます」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ