表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
324/354

 第322話  【BLACK EDGE 其の322 電撃】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第322話

 【BLACK EDGE 其の322 電撃】






 マルグリットで行われている闘技大会。その闘技大会本戦二回戦がついに始まろうとしていた。




 二回戦はブラッドとフレッタ。




 黒龍の適応者であるブラッドと電撃の術を持つフレッタの対戦となった。






 控え室では窓からスカイとリトゥーンが二人の様子を見ていた。




「リトゥーンさんはこの試合。どうなると思いますか?」




 スカイはリトゥーンに聞くと、リトゥーンは右手で自分の顎を触る。




「そうだね〜。フレッタは予選で使った大技がある。流石にそれをやられたら彼でもキツイんじゃないかい?」




 フレッタは予選で空中に飛ぶと、そこから雷のような電撃を落とし、選手達を一掃した。




 その技の攻撃範囲は舞台全体に及び、そして威力も強力だ。




「でも、ブラッドさんには龍の力があります」




「僕はその龍の力とやらが分からないが、それでフレッタの攻撃を防げそうなのかい?」




「…………」




 リトゥーンに言われてスカイは言葉が詰まる。




「まぁ、どうやってあの電撃を突破する気なのか。拝見させてもらおうじゃないか……」







 ブラッドとフレッタが向かい合っている中、ついにゴングが鳴らされた。




 ゴングと同時にブラッドは走る。真っ直ぐとフレッタに向かってだ。







 その様子を見た控え室ではリトゥーンが解説する。




「そうか。フレッタが上空に飛ぶ前に仕掛ける気なのか」




「フレッタに空中に行かれると攻撃ができないからですか」




「いや、それだけじゃぁない。フレッタの電撃は接近した状態では使えない」




「そうなんですか?」




「ああ、僕の予想だがね……。近くで電撃を放てば自分に被害が出る可能性がある。だから予選では上空に行ったし、リンゴも投げてから電撃を放った」




「じゃあ、近づいてしまえば、ブラッドさんが有利ということですね」




「近づければ……だがね。……そう簡単に近づかせてくれるとは思えない」








 走ってくるブラッドにフレッタは手のひらを向ける。




「近づかせると思うか」




 フレッタの手のひらから電撃が飛び、ブラッドへと電気が線を成して飛んでいく。




 ブラッドは走りながら両腕を前に出す。そして龍の力を使い、黒いオーラを集めると、それでブラッドの前に壁を作り出した。




 その壁は地面に突き刺さっており、フレッタの電撃は黒い壁にぶつかると地面へと流れていった。




 電撃を防ぎ終えると、黒い壁はオーラに戻り奥にあるブラッドの姿が見えた。




「龍の力で武器を作れるなら、こういうこともできるはずだ」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ