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BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
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 第289話  【BLACK EDGE 其の289 美しき騎士団】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第289話

 【BLACK EDGE 其の289 美しき騎士団】





 ブラッドの前に現れたのはリトゥーン。ブラッドとリトゥーンはお互いに剣を抜く。




「その剣で僕に勝つと? 冗談がうまいなぁ、君は!!」




 ブラッドの剣を見たリトゥーンはそう言う。




 ブラッドの手にある剣は古びた使い古された剣だ。

 ボロボロで汚れており、それでも丁寧に手入れをされている。




 この剣は闘技場でレンタルされている武器の一つだ。




 この剣を使い、ブラッドはリトゥーンに勝利宣言をした。




「ああ、そのお前の自慢の剣をへし折ってな……」




「僕の剣をへし折る? はーはは!! 本当に面白い!!」




 リトゥーンは片手で剣を構えると、




「でも、そんなことは不可能だということを教えてやろう!」




 そう言うとリトゥーンは切り掛かってくる。ブラッドも剣を構えると、リトゥーンを迎え撃つ。




 リトゥーンの剣をブラッドは剣で弾いて防ぐ。




 それでもリトゥーンは何度も攻撃を仕掛けてくる。ブラッドは剣を両手で持つと、剣を振ってリトゥーンの剣を弾き返した。




「なっ!? ばかな、僕の剣技が敗れるなんて……」




 剣を弾かれたリトゥーンは驚くと、警戒してブラッドから距離を取るように後ろに下がった。




 ブラッドは追いかけて追撃を加えることもできたが、追いかけることはしない。




「よ、よくも僕に恥をかかせてくれたな」




 リトゥーンは怒ると、剣を構えを変える。片手で剣を握り、もう片方の手を前に出した。




「僕を怒らせたことを後悔するんだな……」




 リトゥーンは再びブラッドに斬りかかる。ブラッドは同じように攻撃を防ごうとするが、斬り付けようとした瞬間に、リトゥーンは拳を握る手を離す。




 そして反対の手で離した剣をキャッチすると、今度はそっちの手で攻撃を仕掛けてきた。




 突然、反対から攻撃されたことで、最初の剣を防ごうとしていたブラッドの剣は空ぶる。




 そしてそんなブラッドに向かうリトゥーンの剣。普通なら防げない攻撃。だが、ブラッドは倒れるように力を抜くことでリトゥーンの攻撃をどうにか躱した。




 躱すことができたブラッドだが、リトゥーンの剣を躱すために足の力を抜いて倒れたため、地面に転がる。




 そんなブラッドを追ってリトゥーンは剣を振り下ろす。倒れたブラッドにリトゥーンの剣が振り下ろされる。ブラッドは剣を横にしてリトゥーンの剣を受け止めた。




 リトゥーンはこのまま体重をかければ、ブラッドの剣を折ってブラッドに攻撃できる。




「僕の勝ちだな……」




 リトゥーンは勝ち誇る。しかし、








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