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BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
287/354

 第285話  【BLACK EDGE 其の285 始まる予選】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第285話

 【BLACK EDGE 其の285 始まる予選】





 Cブロックの予選はフレッタが勝利した。




 黄色いフードに白い仮面をつけた男フレッタ。彼は不思議な能力を使い、身体から雷を放出してCブロックを勝ち上がった。




 フレッタの使った能力は魔術。そう、フレッタは魔術師なのだ。

 グリモワールの幹部。




 グリモワールはシャドーやヒートのように能力に関係したコードネームをつけることがある。しかし、フレッタの名前はコードネームとは違う感じだ。




 組織でのコードネームが別にあるのか。フレッタというのが彼の本当の名前なのか、それとも偽名なのか。




 そんな疑問はあるが、Dブロック。ついにブラッドの順番がやってきた。




「ブラッドさん、絶対買ってきてくださいね!!」




 控え室を出る時にスカイがブラッドに言う。




「ああ、任せとけ!」




 グリモワールがこの大会にいることは知っていた。フェアの護衛はケイス達に任せている。そのため、フェアに関しては無事だろう。




 そうならば、本戦で奴と戦い、目的を確かめるのが良いだろう。控え室で騒ぎを起こせば、問題行動として追い出されてしまう。

 目的が何かは分からないが、ここにグリモワールの幹部を閉じ込めておくことができるのならば、その方がいい。




 ブラッドはDブロックの会場へと向かう。




 会場にはすでに選手達が集まり始めていた。




「あれは…………」




 そしてその中に黒いフードに仮面をつけた人物がいた。今まで出会ったグリモワールの連中に比べて身長が低い。




 向こうとブラッドに気づくと近づいてきた。




「君がブラッドか……。スパーク様から話は聞いているよ……」




「……Dブロックにもグリモワールがいるとはな……」




「私もニキータとしてこの大会に参加している。貴様を倒して、この大会に勝たせてもらうぞ」




「お前達の目的はなんなんだ?」




「そんなの決まってるだろう…………私達の目的は…………」




 その時、




「なんだい、君達。そんなところで睨み合って。弱い犬ほどよく吠えると言うが、それは君たちのことかな?」




 二人の話に横から入ってきたのは、白い服に立派な剣を腰に下げた長髪の男。

 彼はブラッドが武器を借りようとしていた時に絡んできたリトゥーンだ。




「お前は甘党の騎士団ビターン?」




「美しき黄金の騎士団の団長、リトゥーンだ!! なんだよ!! わざとだろ!!」




 それを聞いたニキータもリトゥーンの方を向くと、




「なんのようだ? ピーマン」




「俺の名前はそんなに覚えにくいか!?」










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