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BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
286/354

 第284話  【BLACK EDGE 其の284 雷】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第284話

 【BLACK EDGE 其の284 雷】





「ブラッドさん、Bブロックも終わったみたいですよ」




 Aブロックでは龍の適応者の老人レトバがいた。その老人に興味があったブラッドはAブロックを見ていたのだが、Bブロックは途中から興味がなくなり見ていなかった。




 ベンチで寝ていたブラッドはスカイに起こされて立ち上がる。




「一応勝者くらい見ときましょうよ。本戦で戦うかもそれないんですから」




 スカイにそう言われてブラッドが会場を見ると、そこには赤いバンダナの男が勝利していた。




 見たところで試合を見ていないから、その実力が分かるわけではない。注意すべきは特殊な力を持つ龍の適応者と魔術師だ。もしも、あの黄色いフードの男が現れたのならば、奴の能力は把握しておいた方がいいだろう。




 そう考えながらCブロックの選手達を見ていると、早速現れた。




 黄色いフードの男だ。Cブロックだったらしい。なんのためにグリモワールがこの大会に出ているのかは分からない。だが、何かの目的があるから出ているのだろう。




 しかし、グリモワールが魔術をこんな大勢の前で堂々と見せるとも考えられない。使うとしても戦闘の補佐程度か。




 そして選手の紹介がされる。今回はブラッドが知っているような名前はなかった。

 だが、実力者が多いのは確かだろう。




 グリモワールでも魔術無しでは簡単には立てないはず……。




 そして試合開始のゴングが鳴らされる。ゴングが鳴ったと同時に黄色いフードの男が動く。




 身体から電気を放つと、そのまま状態のまま上空へと飛んでいく。




「な、なんだあれは……」




「どうなってんだ…………」




 Bブロックでのギアムとサムソンの戦闘は観客達は、手品かなんかだと考えているものがほとんどであり、驚いているものもいたがそこまで目立ってはいなかった。




 だが、今回は違う。突然人が電気を放ちながら空へと浮かんでいったのだ。




 そして舞台の全体を見下ろせるほど、上空に飛んだ黄色いフードの男は両手を舞台に向ける。




 舞台に雷が落ちる。雷は舞台にいる全選手を巻き込む。そして雷が落ちた舞台に埃が舞い、選手はフードの男以外は見えなくなる。




 フードの男はゆっくりと舞台に降りる。そして埃が晴れると、舞台で立っている人物は誰一人おらず。勝利したのは…………。




「勝者はフレッタだァァァ!!」




 フレッタと呼ばれた男は舞台から降りて、控え室へと戻っていった。




 観客達は何が起きたのか分からずにポカンとしているのがほとんどだった。







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