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BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
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 第259話  【BLACK EDGE 其の259 ジガンデル】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第259話

 【BLACK EDGE 其の259 ジガンデル】






 武器屋の倉庫でジガンデルを発見したブラッド達。




 ジガンデルはブラッド達に見つかると、めんどくさそうに立ち上がり剣を抜いた。




 ブラッド達もジガンデルが武器を持ったことで構える。




「…………ここで三人同時は、ちょっぴり狭いな」




 ジガンデルはそう言うと武器を構えたまま後ろに飛ぶ。ブラッド達はジガンデルを追うが、ジガンデルは店の壁を剣で切ると四角い穴を開けた。




「…………あんな綺麗に切れるのかよ」




 ブラッドはそんなジガンデルを見て驚く。




 壁を破壊するくらいなら、普通の人ではできないが、ブラッドでもできる。




 しかし、あそこまで綺麗に穴を開けることはできない。それも音を抑えて壁を破壊した。店の外は人通りの少ない路地ではあるが、壁が破壊されれば普通なら人が駆けつける。




 だが、音をほとんど鳴らさずに切断したため、壁が破壊されたことに他の人は気づいてすらいない。




 それは騒ぎを起こさないようにして、他の警備兵や賞金稼ぎを呼ばないためだろう。




 つまりジガンデルはここでブラッド達を一人で相手して、勝つつもりでいるのだ。




「…………おい、お前ら同時に……」




 ブラッドがヒューグとキースに同時に攻撃することを提案しようてした時、二人は動いた。




 ヒューグは左からキースは右からジガンデルに襲いかかる。




 ヒューグは大剣を横に振る。しかし、ヒューグの剣をジガンデルが剣で受け止める。




 大剣と通常の剣だ。普通なら耐久力に差がある。だが、ヒューグの剣はジガンデルによりピッタリと止められてしまう。




「なに!?」




 だが、ジガンデルがヒューグの剣を止めている間に、キースはジガンデルに剣で攻撃する。




 だが、ヒューグの剣を受け止めていたはずの剣は素早く動き、キースの攻撃も防ぐ。そしてキースの剣を受け止めると、ジガンデルは防がれて無防備になったキースに蹴りで攻撃する。




 蹴られたキースは吹っ飛び、近くにあった木箱に突っ込む。




 大剣を止められたヒューグはキースが蹴ったジガンデルに拳を握り殴りかかる。




 だが、ジガンデルはヒューグの拳をギリギリで躱すと、ヒューグに蹴りで攻撃する。




 ヒューグは腹に一撃食らうが、それではやられず。ジガンデルの足を掴む。そしてジガンデルを持ち上げた。




「やれ!!」




 持ち上げられたジガンデルにブラッドが飛びかかる。




 そしてジガンデルの顔面に向かって、拳を振るった。








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