表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
251/354

 第249話  【BLACK EDGE 其の249 到着】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第249話

 【BLACK EDGE 其の249 到着】





「見えてきました!! 見えてきましたよ!!」




 馬車の中からスカイが顔を出して興奮している。フェアもその後ろでソワソワしている。




 馬車での数日の旅を超えて、ついにブラッド達は隣国マルグリットに到着した。




 森を越えた先には巨大な家が立ち並んでおり、都市の奥には大きな城も見える。

 都市の右側にはその城に並ぶ大きさの教会と、左側には闘技場がある。




 都市は三角形であり、王城、教会、闘技場の三つが端に存在している。

 門をくぐり国に入ると、そこはガルデニアよりも賑やかで栄えている。その人口差は約三倍であり、それだけ土地も多く建物も多い。




「スカイ、とりあえずお前を家まで送るぞ。どこだ?」




 ブラッドはスカイの家がどこにあるのか聞く。




「あ、そうでしたね。そこを曲がってください」




 スカイに案内されながらブラッドは馬車を進めていく。そしてしばらく進むと、




「ここが私の家です」




 スカイの家にたどり着いた。そしてブラッドとフェアはそれを見て固まる。




 都市にある家はどれも大きい。しかし、そのどれよりも大きく広い家だった。




「お、おい、本当にここがお前……キースの家なのか?」




「はい。そうですよ。パパは貴族ですから」




 スカイが家の門の前で立っていると、超スピードで老人が走ってくる。




「お嬢様〜!!」




「久しぶりです。爺……」




「お父様からはぐれたと聞いた時から、私は心配で、心配で。夜も寝れませんでした」




 現れたのは老人の目には隈がある。本当に寝れなかったのだろう。




「あの〜、そちらの方々は?」




 老人はブラッド達に疑問を持つ。するとスカイが説明した。




「私をここまで連れてきてくれたんです。パパの友人です」




「友人…………」




 友人と言われたことにブラッドは反論したくなったが、ここは我慢した。




「なんと、そうでしたか。こんなところではなんですから。どうぞ、中に入ってください」




 老人はスカイと共にブラッドとフェアも中へと案内する。




 大きなお屋敷だ。まさか、あのキースが貴族だったなんて……。想像できない、いや、想像もしたくない。




 しかし、目の前に広がる光景だ。本当のことなのだろう。というか、貴族なのにどうして賞金稼ぎなんてやってるんだ……。




 ブラッド達は客間へと案内された。そしてそこでしばらく待っていると、スカイが入ってきた。




 今までの動きやすい格好とは違い、お嬢様という感じの格好だ。それを見たフェアはその姿に憧れている感じだが、スカイは嫌そうな感じだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ