表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
24/354

 第23話  【BLACK EDGE 其の23 情報を得て】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第23話

 【BLACK EDGE 其の23 情報を得て】




「子供達の行方を知るのは上層部のみ。グリモワールの幹部しかこの情報を知らない」




 メテオラは自分の知っている情報を二人に提供する。




 だが、子供達の行方に関する情報は得られない。




「子供達が連れ去られる前に師匠が逃すことはできなかったのか?」




 これを聞いたところでどうにかなるわけじゃない。しかし、少し疑問に思ったからブラッドは聞いてみることにした。




 メテオラはブラッドやフェアと同じく龍の適正者だ。地龍の適合者であり、その実力はブラッド以上。それだけの実力者なら子供達を守りながらも戦うことはできる。




 しかし、メテオラは首を振った。




「子供達の側にはいつも幹部が二人以上いた。そいつらの力は私と同等かそれ以上、一体二では勝ち目がない」




 グリモワールの幹部が二人以上。それを同時に相手にするのは難しい。

 だが、今の話を聞いて疑問に思うことがあった。




「なんで子供達にそこまで警備をつけるんだ? 適合者探しはそんなに難しいのか?」




 そんなブラッドの疑問にメテオラは答える。




「ああ、フェアが逃げ出したからというのもあるだろうが。白龍の適合者は他の龍よりも適合者を見つけるのが難しいんだ。それで組織は各地から適合者になりそうな人材を連れてきた。まぁ、フェアが逃げ出してからはフェアを捕らえるためだと思うがな。丁度良い餌だ」




 白龍の適合者は珍しいものらしい。そのためフェアを組織はどうにかして捕らえたいのだろう。




 子供達はフェアを捕らえるための餌になる。子供達の居場所を教えれば、そこに現れる可能性が高いからだ。




 そしてフェアに何かあった時は白龍を回収して、他の子に白龍を移す。




 フェアは話し合いの結果。




「ということは近いうちに私達に情報が来る可能性がある?」




 と言った。それはフェアを捕らえたい組織が取るであろう行動。

 フェアのいる場所に現れて襲ってくるというのもあるが、子供達の情報をちらつかせて、罠を貼る可能性もある。




 メテオラはベッドに腰をかけて座ると、足を交差させる。




「どちらにしろ。こちらも行動は起こしたほうがいい」




 そう言ったメテオラは懐から一枚の紙切れを取り出した。




「私の得た情報で面白い話がある。それを試してみるのもいいかもしれない」




 そしてメテオラはフェアにその紙を渡した。そこには地図が書いてある。




「魔女に会いなさい」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ