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BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
188/354

 第186話  【BLACK EDGE 其の186 共闘作戦】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第186話

 【BLACK EDGE 其の186 共闘作戦】





「それでフェアもそのスワンという奴のところにいるのか」




「そういうことだな」




 ブラッドの質問にクレインが答えた。




 フェアはスワンという奴と一緒にいると言っていた。ということはそこにはフェアと子供達、そしてアルファ、さらにスワンとレイラがいるということだ。




 スワンがどういう人間かは分からない。だが、ブラッド達を治療してくれたということは、本当に戦う気はないのだろう。




「じゃあ、そこに行こう」




 ブラッドはそう言ってカメリアのある方角を見る。




 ブラッドはフェア達が心配だった。だからこそ早く合流したい。




「そうだな。黒龍の適応者の回収に失敗したということは、そっちを狙う可能性もある。そちらに向かった方がいいだろう」




 クレインはそう言って賛同してくれた。クロウとシャドーも合流に賛成のようだ。




「龍の適応者が集まれば、敵もそこに誘導できるか。そこで敵を迎え撃つことができればいいがな」




 赤崎は強い。ブラッドとシャドーが二人で戦っても倒すことができなかった。




 だが、現れる場所が分かっているのなら対策をすることもできる。それにクレインやクロウ、そしてブルーバードのトップも集まるのだ。

 これだけの戦力が集まれば、赤崎でも辛いはずだ。




「それでフェア達はどこにいる?」




 ブラッドが聞くとクロウは




「ちょっと待ってて」




 と言った後、三人から少し離れると、手を上に伸ばした。すると空から黒い物体が飛んでくる。




 それは全身が黒い毛に覆われた鳥カラスだ。カラスはクロウの近くにある気に次々と並んで泊まっていく。




 そして林の枝に大量のカラスが集まってきた。




「スワン様の居場所を教えて」




 クロウがカラス達に向かってそう叫んだ。するとその中の一匹のカラスが空へと飛び立ち、どこかへ飛んでいった。




 そして数分後に戻ってくる。戻ってきたカラスは小さな板を加えており、それをクロウに渡す。それを受け取ったクロウはブラッド達に伝えた。




「カメリアにあるトレールという宿。そこにいるみたいだぜ」




 クロウの言葉を聞いた三人は頷いた後、四人で出発した。




 そして宿に着いたのだが、




「…………こ、これは……………………」




 宿は荒らされており、戦闘の跡がある。ブラッド達がたどり着く前に赤崎からの奇襲があったのだろうか。




 その時だった。ブラッド達は後ろから話しかけられる。




「生きていたのか、君たち…………」









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