表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
182/354

 第180話  【BLACK EDGE 其の180 龍の暴走】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第180話

 【BLACK EDGE 其の180 龍の暴走】






 殴り飛ばされた赤崎は地面を転がっ後、仰向けに倒れた。




 赤崎は寝っ転がったまま、しばらくその格好で考え込む。

 プロテクターによりダメージはなく、赤崎の計算通りならあの状態から抜け出すことは不可能だ。




 だとしたらどうやって抜け出してきたのか…………。




 その前に何があったか。そこから赤崎は思い出して考え始めた。




 シャドーから現れた黒い物体が、炎の剣を防ぎ、シャドーにダメージを与えることはできなかった。しかし、ダメージはないはずなのにシャドーはフラフラと今にも倒れそうな状況だった。




 しかし、そんな状況でもシャドーはその黒い物体を動かして赤崎の方へと向かわせてきた。速度は遅いが得体の知れない能力だ。

 赤崎はそれに気を取られた。そう、その時にシャドーが何かをしたのだ。




 ブラッドが脱出したのとシャドーが倒れたタイミングはほぼ同時。その可能性が高い。




 赤崎は剣を握って立ち上がる。




 シャドーは倒れたままだ。しかし、意識はあるようでこちらを睨んでいる。そして何か満足そうな表情だ。何かやったので間違いはない。






 実際にシャドーは能力を使ってブラッドを解放した。どうなるか分からない作戦ではあったが、今はそれしか手段がなかった。




 赤崎に空中を移動する影で意識をそれに集中させ、その間に枝分かれ式で地面を伝って、ブラッドの元に影を移動させていた。




 そしてその影でブラッドにくっついていた氷だけを影の世界に送ったのだ。そしてブラッドを解放した。




 しかし、ブラッドの様子がおかしいのは確かだ。さっきもシャドーはブラッドに襲われた。だから、解放したからといって赤崎を攻撃できるかは分からない。




 だが、それに賭けるしかなかったのだ。そしてブラッドは赤崎に襲いかかった。




 赤崎は剣を両手で握ると構える。赤崎の前にはブラッドが猛獣のような構えで狙っていた。




「…………なら、もう一度捕まえるだけだ」




 赤崎は炎の剣を横に振り、ブラッドを攻撃する。しかし、これはダメージを与えようとしたものではなく、ブラッドを空中へと誘導したもの。




 赤崎の予想通り、ブラッドは飛び上がり炎を避ける。そして空中から赤崎に向かって飛んでくる。




 そんなブラッドに向けて肩にある発射口からビームを放つ。それは空中にいるブラッドに向かって放たれるが、ブラッドは空中で身体をひねると、両肩から飛んできたビームを避けた。




 そして落下しながら赤崎に拳を振り下ろした。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ