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BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
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 第168話  【BLACK EDGE 其の168 子供の行方】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第168話

 【BLACK EDGE 其の168 子供の行方】





 ブラッド達は通路を進み、巨大な通路の奥へと向かった。




 アルファの考えでは子供達は赤崎博士の作っている兵器の歩行プログラムの制作に利用されていると言っていた。




 そしてその兵器の燃料となるのが龍の適応者である。子供達を利用して歩行プログラムは既に完成している。しかし、ブラッド達を誘き寄せるために、赤崎博士は子供達を施設内に置いていた。




 ブラッド達が通路の奥へと辿り着き、巨大な扉を開ける。すると、そこには大きな部屋があり、そこは兵器開発の場所だった。




 そしてその部屋の真ん中には設計図に書いてあった八本足の兵器が既に完成していた。




「…………これが龍の力を利用する兵器か……」




 その兵器の大きさは建物よりも大きい。もしもこんな兵器が街で暴れ出したら、大変なことになる。




「ブラッド、あっち!!」




 部屋を見渡していたフェアがブラッドを呼ぶ。




 兵器につなげられたいくつものパイプ。その一本が隣の部屋へと伸びていた。

 ブラッドとフェアはそのパイプを辿ってその部屋の扉を開ける。




 すると、そこには子供達がいた。




「フェア!!」




 部屋には沢山のベッドが並べられており、子供達はそのベッドの下で隠れていた。

 そしてフェアを見つけるとみんな出てきて、フェアに近づいてきた。




「良かった。無事だったんだね。フェア」




「この人が、あのブラッド?」




「さっき大きく揺れてたけど、あれはフェア達なの?」




 子供達が一斉に近づいてきて、ブラッドは戸惑う。フェアはみんながいるのを確認すると安心した。




 シャドーとアルファも部屋を覗いて子供達を見た。子供達はシャドーを見て怯える。




 それもそのはずだ。仮面に黒いフード、グリモワールの服装なのだから……。




 そんな子供達にフェアが説明する。




「大丈夫。この人は今協力してくれてるから。でも、信頼はしちゃダメだよ」




 それを聞いたシャドーは




「いや、まぁ、間違ってないが!!」




 と言っているが、関係なしに話を進める。




「とりあえずここから出る必要があるね。さっき向こうでトラックを見つけた。それで脱出しよう」




 アルファはそう言って兵器のあった部屋の方を指す。

 それを聞いたブラッドが質問する。




「脱出って、出口があったのか?」




「ああ、ここがトラックの出入り口だ。位置から考えると、すぐに地上に出れるはずだよ」




 トラックでの出入り口が兵器のある部屋だったとは……。だが、それはそれで好都合だ。




「よし、さっさと脱出しよう」






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