第149話 【BLACK EDGE 其の149 地下を探そう】
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第149話
【BLACK EDGE 其の149 地下を探そう】
ブラッドとフェアはカメリアでクロウ、そしてフェザントという人物と出会った。
そして二人もカメリアにある地下を探すために入口を探していた。
「そーいえば、お前らはなんで地下を探してるんだ?」
クロウが歩きながらブラッド達に聞く。それに対してフェアが答えた。
「私達は子供達を探してるんです?」
「子供達? 地下にか?」
クロウは不思議そうに聞いた。それもそのはずだ。普通の考えて子供が地下にいるなんてことは考えられない。
「今は捕まってて、みんなを助けたいんです」
フェアの言葉を聞いたフェザントが割り込んできた。
「ほぉ、なかなか仲間思いじゃねーか。ちっこいの」
ちっこいのと言われてフェアは不満があるようだが、言い返すことはしない。
フェザントは小さな声で呟く。
「あいつら、子供を誘拐してるのか……」
その言葉には怒りを感じた。
「なんか言った? フェザント?」
フェザントの独り言が聞こえたクロウが気になって聞き直す。
「いや、なんでもない……」
だが、フェザントはそれに対して答えることはなかった。
「しかし、ここからどうやって探すか……」
ブラッドはそう言って街を見渡す。
地下を探している人を見つけて、力を貸してもらえるのはデカい。しかし、これだけ大きな街だ。そう簡単には見つかるとは考えられない。
するとクロウが楽しそうにジャンプしながら言う。
「聞き込みだ! 聞き込み!! 探偵みたいな!!」
それを聞いたフェザントはやれやれという表情だ。
「めんどーだなぁ〜」
だが、今やれる手段はこれしかない。フェアは三人の前に出ると三人の方を向く。
「大変かもしれません。でも、それでも地下を見つけないといけないんです」
ブラッドは頷く。
「ああ、そうだな。やろう」
ブラッドはそうフェアに言う。
クロウもやる気のようで、
「よーし! 馬車の時の恩もある!! 俺も全力で頑張るぜ!!」
腰に手を当てて胸を張った。そこからは謎の自信で満ち溢れている。
フェザントはめんどくさそうな顔をしているが、これしか手段がないと分かっているようで、素直に聞き込みを手伝ってくれるようだ。
「ま、それしかないしな」
こうして四人で聞き込みを行うことになった。探す場所はカメリアにある地下。そこへ行くことができる入り口だ。
四人はそれぞれ街を探索して聞き込みを行うことにした。