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BLACK EDGE  作者: ピラフドリア
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 第141話  【BLACK EDGE 其の141 術師を本へ】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第141話

 【BLACK EDGE 其の141 術師を本へ】





「アリエルは術師を本にして、その力をストックしている。だから彼女はいくつもの力を持っている」




「術師を本にしている!?」




 ブラッドは驚く。術師を本にする。そんなことができるとは……。




「それが彼女の術なの。多くの術師を魔導書に閉じ込めることで他者の魔術をアリエルは使っている」




「じゃあ、さっきの死人も誰かの魔術ってことか……」




 死人は先程の襲撃の時に襲ってきたゾンビ達だ。紙を核として一定範囲に死人達が現れて襲ってきた。




「そういうこと……しかもアリエルは他者に術を無理矢理使わせているだけ、彼女自身にはリスクはない」




「そうか、だからあれだけ強力な術なのか……」




 魔術にはリスクがある。能力にはなんらかのリスクがあったりするのだ。だが、アリエルは魔導書に閉じ込めて術師に無理やり能力を使わせている。

 だからアリエルには魔術のリスクをなく能力を使うことができる。




 死人を操る能力はかなり強力な力だった。だが、それだけ強力な力だというのに範囲も広く、アリエルは離れた場所から発動できたのは、魔導書を使っているからだろう。




「それでその魔導書に加えるためにお前を狙っているのか」




「そういうこと……私の力を魔導書の一つにしようとしている」




 クリステルの力はかなり強力な力だ。未来と過去を見ることができる。




 ブラッドとフェアが龍の適応者だということを知っていたし、水晶を使って屋敷が荒らされる様子を見ることもできていた。

 そして死人の術の核がどこにあるのかを調べたりもしていた。




 そういうことができるかなり強力な力だ。




 だからその力をアリエルは狙っている。




 ブラッドとクリスが話している中、イエティの治療が終わったフェアがこっちにやってきた。




 イエティは傷が治ったことに驚いて、傷口をじっと見つめている。




 フェアは近づいてくると、クリスに頭を下げた。




「クリスさん、お願いがあります」




「何かしら……」




 フェアが近づいてくるとクリスは立ち上がった。ブラッドもそれにつられて立ち上がる。




 フェアは頭を下げたままお願いした。




「あなたの力を貸してください。私の友達を……子供達の居場所を教えてください!! 私はあの子達を助けたいんです!! そのために私はここに来たんです!!」




 フェアは力一杯に言った。そう、ここに来た目的はそのためだ。




 するとクリスは答える。









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