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第4話 防衛準備

とりあえず地図をって思ったけど、何に書こうか、紙があるはずもないし、まあ木の板しかないか。

地図を作ってみると、この洞窟思ったより空間が多いな

これなら外に集落を作らなくても大丈夫なはずだ

あ、そういえばこれは聞いとかないとな

「えっと、長老?さま、隠し道とかってあるのでしょうか?」


「儂の事はゴブヘイとお呼びなされ、隠し道でしたな

この掛け物の奥に外へ繋がるものが一つ、二つ目の分かれ道の左の壁と三つ目の分かれ道の左の空間につながった道が一つありますぞ」


「分かりました、ゴブヘイさん」


外へと繋がる道は今回の防衛では逃げるときにしか使えないだろう、じゃあ使うのは空間とわかれ道を繋げている道だな。

やっぱ冒険者の分断を狙っいたいよな……崩落させる?あとは、落とし穴とかか。うーん、落とし穴のほうが拠点をこのまま使うんならいいよな


「この場所に落とし穴作ってほしいんですが……」


「了解しました、伝えておきましょう」

なんかやたら協力的だな……ありがたい事なんだけど

これで……25分経過してるな

よし、次は戦力の確認だな

てか、なんやかんやゴブリンとは会ったがまだ魔物と出会ってすらない。

やっぱ、RPGの醍醐味は魔物を狩ってLv上げだよな!


外で待機していたゴブロクと合流したわけだが、俺も

Lvが低いからなんもできんし

「手頃な魔物を倒したいんだけどさ、何かいるかな?」


「ワレラヨリヨワイノイナイ、オレトウチアエ」

といってゴブロクは木の棒を渡してくる


「へ、まさか……」

そう口にした瞬間

「イクゾ」

ゴブロクは前傾姿勢になり、木の棒を構え、突き進んでくる

それを見て構える俺。端からみたら、めちゃくちゃ不恰好な構えなのだろう、周りで見てたモブゴブリンA.B.Cに鼻で笑われる (あいつら、ぜってー後でしばく)

なんで、もうすぐそこにいるんだ!?

なんとか木の棒でうけきるがうまく受けれず手が痺れてしまう

(くそっ……!)

俺が出来る最善を!!!俺は全力で身体をねじりゴブロクのはらに蹴りをいれる

それでもゴブロクは怯む様子もなく、もう一度木の棒を振るい、うまく受けれなかった俺は木の棒を弾き飛ばされ、俺の首もとに木の棒が突きつけられて突然の模擬戦は幕をとじた。

その時、システム音が入る


《個体名『ゴブロク』との模擬戦による経験値を入手》

         

————————————

PN:セツカ Lv:1⇒Lv:2

種族名:ゴブリン


HP(体力):15/20⇒15/23


MP(魔力):5


STM (スタミナ):10⇒12


STR(筋力):8(+1)⇒10(+1)


INT(知力) :5


DEX(器用):5⇒6


AGI(敏捷):10⇒12


VIT (耐久) : 8⇒10


MND (精神力) :6⇒7


スキル  〈SP:3〉

無し


装備


武器:木の棒


頭:無し


胴:無し


腕:無し


腰:麻の布切れ


足:無し


アクセサリー:無し

————————————

模擬戦でも、Lvあがるのか……これ、結構大事だよな?

まあ、ダメージ受けてるけど……


「コレデ、オマエ、イッカイシンデ……」

「ゴブロク頼む、何戦かしてくれないか!」

「ア、アァイイゾ」

今、ゴブロクなんかいいかけてたような……まぁいっか!


その後、ゴブロクと模擬戦を繰り返した

俺のステータスは……こちら!!!


————————————

PN:セツカ Lv:5

種族名:ゴブリン


HP(体力):30


MP(魔力):7


STM (スタミナ):18


STR(筋力):15


INT (知力) :7


DEX(器用):10


AGI(敏捷):15


VIT (耐久) : 13


MND (精神力) :9


スキル 〈SP15〉

無し


装備


武器:木の棒


頭:無し


胴:無し


腕:無し


腰:麻の布切れ


足:無し


アクセサリー:無し

————————————


なんということでしょう、あんなにひ弱だったゴブリンが今ではこんなに……



うん、そんなに変わってない……

確かにゴブロクにも打ち負けないことが増えたけど、まだ勝てるわけじゃないし


ん……SPってなんだ?全然きづかなかった


えっと、どしたらいいんだろ……『スキル?』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈SP:15〉

【獲得可能スキル】

地図作成 4  予感 10  棒術スキル 3

木刀スキル 7  騙し討ちスキル 6  徒手術 5

嗅覚強化 5  受け流し 5


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ふぁ、気づかなかった……

木刀術は銀◯の銀さんでもめざすのか……?

ゴブリンっぽいのは騙し討ちだけどなあ、

受け流しは取っておこう、対人戦で使えそうだしな

あとは徒手術と……嗅覚強化でも取っておくか

嗅覚強化って何が出来るんだろ?やっぱ「あっちの方から血の匂いがする」みたいなのが出来るのか!

もうジャ◯プの主人公じゃん!!!

ごほんごほん、それはまあ置いといて……

騙し討ちは後々だな


《スキル【徒手術】、【嗅覚強化】、【受け流し】を獲得しました》


「オマエスグツヨクナル、デモ、アルキカタナッテナイ」

「歩き方?」

まあ武術とかガキの頃に空手してたぐらいだから詳しくはわかんないからな

「ドッチニウチコムカワカリヤスイカラ、ウケラレル」

「どうすればいいんだ?」

「……ワカラナイ」

へ、今わからないって……聞き間違いかもだしな、うん!

「もう一回言ってもらっ……」

「ワカラナイ、オレハムカシ、シュウラクニキタ『オーガ』ノアルキカタ、マネシテルダケダカラ」

言葉遮ってきやがった!

「じゃ、じゃあゴブロクの歩き方真似したらいいのか?」

「ソレシカナイ」

「わ、わかったよ」

「ヨシ、オレトウチアイナガラ、マネシロ」

ふぁ、まだ打ち合うの……?もう腕パンパンなんだけど!

いや、ダメだダメだ!俺のゲームをするときのモットーは『全身全霊で抗う』だぞ!


……いや、ここまでカッコいい事は思ってない。ちょっと盛ってる。


こんなことを思っている間にゴブロクが再び木の棒を構える、俺もそれに合わせて息を整え、集中する……



神経を研ぎ澄ませ 感じるんだ 

相手がどうしたいのか、何をするのか

ーー表情、息づかい、視線、力のはいりかた

全てをイメージして、勝ち筋を見つける


一歩一歩の() 息づかい

攻めに転ずるとき、何が変わってる、見るんだ


ん、足音がほとんどない?

厄介なのは、間合いの外にいると思ったらいつの間にか入られてる。AGIの数値は同程度のはずなのに

今さっきまで気づかなかったが、ゴブロクの構えはさながら武士だ

ちくしょう、ゴブロクがカッコよく見える…………


弱気になるな、自分だってできる 集中しろ


こんなことを思いながらゴブロクの振るう棒をしっかり一つ一つ受けていく


今だ、俺ならできる


とおれはゴブロクの棒を弾き返し、距離を取る

意識するのは 足さばき 呼吸 体重移動

倒れかかるときに反射的に逆足を出して、一気に距離をつめる。(……いける!!!)

俺の一撃はゴブロクの棒を弾き飛ばし、見事模擬戦初勝利である

「よっしゃぁぁぁ!」

「オドロイタ、コンナニハヤクデキルトハ、オモワナカッタ」


〈スキル【鬼歩術】を獲得しました〉

ス、スキル……?こういうスキルの取り方があんの?

【鬼歩術】か……なんか厨二心をくすぐるネーミングだな


て、やべ!こんなことしてたらクエスト開始まで20分じゃん!落とし穴作って模擬戦してただけだぞ

さすがにヤバい……

とりあえず、集まってもらった戦えるゴブリンに作戦を伝える

作戦といっても、模擬戦と落とし穴しかしてないからめちゃくちゃシンプルな訳だが……

グループAは冒険者を誘い出し落とす、その後は状況を見て行動する係 リーダーは俺!

Bは隠し通路から冒険者達の後ろに回り攻撃する係

Cは弓矢などで落とし穴の奥から攻撃する係だな


ゴブロクは集落のやつらからの深く信用されているから、グループの指揮してほしいよな

ってことで、ゴブロクにはグループBの指揮を任せた

快く受諾してくれた。ゴブロクがカッコよく見えてしかたがない……これってまさか恋…………

俺、この戦いが終わったらあいつに告白するんだ……


こんな茶番はいいとして

よっし、あと5分!ぜってー勝つ!!!


スキルについて、まずスキルにもレベルがあり、表示が【~~術】Lv1みたいな感じになります

【~~術】や【~~の心得】みたいなのはその中にアーツ、すなわち技のようなものがあると考えております!把握よろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白いし設定もちゃんとしてるしこれからも頑張ってください!
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