学園へ向かおう
第1章ー学園へ向かおうー
家に一通の手紙が届いた、それは勇者学園の招待状。
「聖具を授かりし者を育成し、魔王を討伐できるように育てるため王国にある勇者学園に招待します。」
めんどくさい
この一言にかけるなぜ抜けてしまったのだと
「ローランー、勇者学園に向かう準備できた?」
私のダラダラとした日常があと時この剣のそいで全てが台無しになった。
母や村のみんなは剣が抜け村から勇者が誕生した事に喜んでいた。
「本当に行かないとダメ?」
「も〜何回同じ事を聞くのよ、貴方は世界を救う勇者になれるのよ」
正直どうでもいい魔王に攻められようが勇者がどうなろうが私の怠惰日常ライフが崩れるのが1番嫌だ。
「こら!!そんな顔しないの」
私の事を全てわかったかのように母が叱る。
「私もちゃんと王都へついて行ってあげるから、それでしっかりと勉強して勇者になって世界を救えればお父さんもきっと喜んでくれるわよ」
私は何を言っても行かなくてはならないっと言う現実を受け入れ王都に向かう準備をし始めた。
「ドカドカドカ」
荷馬車が来る音がする。
「ガチャ」
「どうも、ローラン様そしてその母君様。勇者学園から参りました。お荷物の準備は大丈夫ですか?」
荷馬車から降りてきたいかにも執事感をかもし出した人物が現れた。
「失礼ながら本当に女の子が聖具に選ばれたかどうか確認されてもらっても?」
興味津々にこちらを見てくる。
私は執事感を出したおじさんに聖剣を見してた。
「まさかほんとに女の子が聖具に認められるとわ」
驚いた顔で聖剣を見てくる。
「では確認も終わった事ですし、どうぞ中へ」
扉を開けて私と母を中に誘う。
私は少し緊張気味で中に入ると外見でも大きい分中もすごく広い。
いかにも王族が乗りそうな馬車。
「あの〜本当に私もついて行って大丈夫なのですか?」
そう問う母に
「問題ないですよ。御家族ご一緒でっと言う学長の指示ですので」
はぁっと言う顔で母も馬車に乗る。
すると荷物の下に魔法陣が出て荷物が自動的に荷物置きに転送される。
「準備はよろしいですか?」
「はい大丈夫です」
母が答えその答えに反応し、執事が馬車を動かした。
すると馬車の外で多くの歓声が聞こえてくる。
「頑張れよー」
「ダラダラせず、しっかり勉強しろよー」
村で私の性格を知っている人がそう応援する。
その声を聞いたらなお溢れだしてくる怠惰感。
ガダン!!ガダン!!
馬車にゆられながら母が執事さんに聞いた。
「ローラン以外に勇者ってどんな人がいるのですが?」
「そうですね。この際ですからまず今向かっている勇者学園の事について少し話しますか」
そう話すと片眼鏡をクイッと上げ話し出した。
「まず、生徒は50名になりますね、その中でクラスがS.A.Bの3つのクラスになります」
50人も受かった人がいるんだ。
横で聞き耳を立て思った。
「50人もの子が選定に受かったんですか?」
「はい、過去最大の聖具数に合格者の数です今回はイレギュラーが多いのでもしかしたらなにか起こる前兆かもしれませんね」
私もそのイレギュラーのひとつなんでしょうね。