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堕落女勇者が頑張りたいです。  作者: ルナプリズム
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選ばれし者

序章ー選ばれし者ー



私の村は王国から離れた田舎そんな村にもある事が起こり観光客が多く訪れるようになっている。

それが何百年周期で復活する魔王を討伐するために神が魔王と戦う為に国や村に聖具を授けそれを扱える子を選定する。

そしてこの村は大岩に剣が刺さった状態で現れた。


「あれが魔王を倒すために現れた聖剣デュランダルかぁ〜」


聖剣を見るために多くの観客が集まってくる、してそれを抜くのを今か今か待ち続けている。

そこで現れたのが村である農作者の息子が剣の柄を持ち全力で引っ張る


「むぐぐぐぅ〜」


顔が弾けんばかりに引っ張るがビクとも動かない、そして手が汗で滑り後ろへ転げた。

村の人も観客者も「今回もダメか」と言う声が多くある。


私も興味本位で覗いて見たがいつも道理過ぎて飽き飽きしている。

この状態が2ヶ月を経とうとしている。早く聖剣を抜かなければ魔王が軍を率いて王国を攻められる為みんなまだかまだかと待っている。

なので他の村からも抜こうと集まっている。


私は買ったばかりのパンを食べながら家に戻る。


「ただいま〜」


母が元気よく「おかえり」と反応する。


「今日村一番の力持ちのサンキくんが選定するって聞いたけどどうだった?」


私は軽く顔を振り


「いつも道理ダメだったよ」


「そお、やっぱりこの村にはもう抜ける子はいないのかしらね」


「しょうがないよ。こんな何も無い村に聖具が出ても勇者の素質なんて持った子いないよ」


私は興味無いように返事する。


「貴方が男の子だったら抜けたかもしれないけど」


聖具は男の子しか抜けないだから私は関係ない。例え私が男で抜けたとしてもそんなめんどくさい事はごめんね。 そんな事を考えながら


パンをくわえて自分の部屋に向かう。


「皆よく頑張るなぁ、」


ここで抜けなくても他の国のや村も同じように聖具選定が行われもう何人も選ばれた人がいるらしい。

パンを食べ終え一眠りする。


「〜〜〜〜!!」


「〜〜ラン!!」


「ローラン!!」


母に呼ばれ目を覚ます。


「は〜い」


眠気が残りながらも返事をする


「早く来なさい」


私の手を引っ張りながら母が慌てたように外に私をだす。

何事と思って目を覚ます。すると村中の人達が私を囲うように立っていた。


「え?なに?」


わたしは事態が把握出来なく唖然としている。


「ローランよ。この村に残っている子供はお主だけなんじゃよ」


「え?え?何も言っているの?聖具は男の子しか抜けないって」


「困惑するのもわかるがもしかしたらという事もある1度やって見せよ」


村長がそう言い村のみんなが私を引っ張り聖剣の元へと導く。


「ちょっと待ってよみんな、聖具は男の子しか抜けないんだよ」


そんな私の声を聞いていないかのように村人達は私の手を引っ張る。

そんなこんなしている間にいつの間にか聖剣の前に立たされていた。

さぁさぁっと声が聞こえてくる。みんなが本気で抜けと言っている。

私もようやく心に落ち着きを持ちまぁやっても無駄だろうけどそんな事を思い剣の柄に手を伸ばす。

するとするりと剣の刀身が皆の目に入る。

おぉーー!!そんな歓声と共に刀身が薄く光る。


そしてまたしても私の心情を置き去りにし事態が進む。


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