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74.夕焼け
- 夕焼け空 -
子どもの頃に見た夕焼けは
1日の終わりだと告げるようで
もっと遊びたい気持ちが強かった
大人になってから
時間が経つ感覚が早くなり
気が付けば、夕方になっている
仕事が終わってないから
いつも仲間たちと共に残業をしては
夕日を見ることは、ほとんどない
久しぶりに定時に退社する
君へメールで連絡すると
嬉しそうな絵文字を使って返事が来る
君の返事を見て
早く帰りたい気持ちになり
速足で自宅へ向かう
いつもの商店街を通ると
焼き鳥の良い香りに誘われて
ついつい焼き鳥も買ってしまった
久しぶりの定時帰りだから
いつも通るこの場所も
どこか新鮮に感じる
夕焼けを知らせる放送が鳴る
子どもたちは塾帰りなのか
塾のバックを背負って歩いている
昔の自分もあんな感じだったなと
懐かしい気持ちになりなったが
先ほど買った焼き鳥を思い出した
「冷めないうちに、早く帰るか」
夕焼けの空を見上げながら
君の顔を思い出しながら
急いで君の待つ家へと向かう




